情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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世界を変えるハイテンションな「カワイイ」がここにある!柴田ヨクサル×蒼木雅彦「プリマックス」1巻が発売、2巻も来月連続刊行。




 可愛いものを見た時、人間は、脳内に幸せをつかさどる物質をドバドバ出すのだそうですよ。
 ならば、自分が可愛くなれば、さらにということなのか・・・?

 プリマックス 1 (ヤングジャンプコミックス)


 「カワイイ」ってなんだろう。
 幼獣や子供のカワイイ、ぬいぐるみのカワイイ、洋服のデザインのカワイイ、ふとした仕草のカワイイ、顔かたちのカワイイ。
 色々な「カワイさ」があるなかで、アイドル的なヴィジュアル、ダンス、歌(はどうなんだろうな)で表現するというのも「カワイイ」でしょう。


 そんな「カワイイ」を、自らの姿とダンスと衣装で表現しようとした「男達」の物語がこの「プリマックス」なのです。
 


 原作は、「谷仮面」、「エアマスター」、「ハチワンダイバー」と、熱い戦いの物語をものすごいテンションで描いてきた柴田ヨクサル
 作画は、「仏像のまち」、「自意識過剰」な桐谷さんなど、美しさと不思議な違和感を描いてきた蒼木雅彦。


 元々は2014年秋にミラクルジャンプに掲載された読切で、この時点で1〜2話にあたる部分はほぼ完成されていました。
 そして、それをさらに磨き上げて、ヤングジャンプで連載開始。


 ヨクサル節とも言えそうな熱いネーム、その熱さを蒼木雅彦の絵で可愛く描くことで、抑えるのではなく、組み合わせの妙にによって高めていてるのです。
 こういうセリフとかね。
 


 コイツら、男・・・なんだけれども、カワイイを追い求めるために、色々なものを費やして高めていく。
 



 文化祭のステージで踊るって、作品によってはゴールでもあろう場所がスタート目標で、そこからはもうカワイイの大爆発。
 


 でね、色々細かいところまでもこだわっての「カワイイ」なんですよやっぱり。
 


 このセリフもぐっとくる。
 


 時々あるカラー扉もセンスいいんだよなあ。(これは連載開始時の見開き扉。まだ登場してないキャラの姿も・・・)
 
 


 とにかく、熱く、強く、そしてカワイイ「プリマックス」最高です!
 しかも、2巻が来月に出る連続刊行。その為になかなか出なかったんですね。



 プリマックス 1 (ヤングジャンプコミックス)


 そうそう、今なら第三話まで、公式サイトで試し読みも可能。まあ読んでみなって。