丁度読んでた本にあったので少し引用。
戦争報道の内幕―隠された真実 (中公文庫)より。
マッカーサーは1944年10月20日朝、フィリピンに戻り、海岸の浅瀬を陸に向かって歩いたが、それも一ヶ所だけでなく、数ヶ所の海岸で続けて同じことを行ったのである。
現場には特派員、カメラマン、そして専属のカメラマンまでいて、この出来事が歴史に残り、世界中に報道されるのは確実だった。
P343より
略奪についての報道は多くはなかったが、これは多分多くの特派員自身も略奪を楽しんだためだろう。
「荷車の車輪ほどもあるパルメザンチーズ、儀式用の剣、イタリア貨幣を大量にわれわれは略奪した」とアラン・ムーアヘッドは書いている。
盗みにかけては将軍たちでさえ例外ではなかった。
「砂漠の狐」としてのロンメルのイメージの一部となった砂よけと日よけのゴーグルは、捕虜になったイギリス軍の将軍から彼が奪ったものだった。
P362より
ただ、この本に書かれてる「検閲」とか「規制」について言えば、原著は1975年でそれ以前の話を扱ってるということを勘案する必要があります。
現在においては携帯電話とインターネットというものがあるので。