情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
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森本サンゴ「噺家の女房」第一巻を推す



 やっと出ました単行本。ただし、一巻とは書かれてなくて「人形町人情噺編」となってます。


 現在、実業之日本社週刊漫画サンデーに隔週連載中。
 Amazonの画像だと帯が付いてるように見えるけど、これ、カバーに直接印刷されてます。


 噺家の女房 人形町人情噺編 東京下町っくファンタジー (マンサンコミックス)

 
 このお話はファンタジーです。
 出版社曰く「下町っくファンタジー」ってことですが*1、確かに、江戸っ子で、長屋住まいで、お人よしと三拍子揃った落語家なんてのは今時漫画の中にしか居ないでしょう。


 しかし、そんな「落語にでも出てきそうな」落語家の話が実に面白い。


 作者の森本サンゴは舞台となってる日本橋人形町の出、というか在住で、そもそものデビューは集英社のマーガレット。
 最初は動物擬人化漫画を描いてたんだけど、色々あってビジネスジャンプ*2コミック乱などを経て今はマンサン、という妙な人。


 とにかくこの作品、落語をあんまり知らない方や江戸っ子じゃない方にもオススメです。




#OYMは「オススメオヤジ漫画」の略ということで。(O O Mだとキーワードにひっかかるんで変更)

*1:このキャッチフレーズはちょっとどうかと思う

*2:おしどりちどりとかがAmazonで無茶な値段になってますが、これを機に文庫化か増刷してくれないもんですかね