情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

100巻超えやそれに近い「長い・多い」漫画作品の話。



 最近「はじめの一歩」が100巻を超えて、単一タイトルで単行本が100巻出てる作品が9作品になりました。
 現在までの巻数が多い順に以下のとおり。

  1. こちら葛飾区亀有公園前派出所@秋本治 (現在181巻)
  2. ゴルゴ13@さいとう・たかを (現在166巻)
  3. クッキングパパ@うえやまとち (現在120巻)
  4. ミナミの帝王@天王寺大×郷力也 (現在116巻*1 )
  5. 弐十手物語@小池一夫×神江里見 (現在110巻*2 )
  6. 美味しんぼ@雁屋哲×花咲アキラ (現在108巻)
  7. 静かなるドン@新田たつお (現在103巻)
  8. あぶさん@水島新司 (現在100巻)
  9. はじめの一歩@森川ジョージ (現在100巻)


 こちら葛飾区亀有公園前派出所 181 (ジャンプコミックス) ゴルゴ13 166 (SPコミックス) クッキングパパ(120) (モーニング KC)
 ミナミの帝王 116 (ニチブンコミックス) 弐十手物語 110 (ビッグコミックス) 美味しんぼ 108 (ビッグ コミックス)
 静かなるドン 103 (マンサンコミックス) あぶさん 100 (ビッグ コミックス) はじめの一歩(100) (講談社コミックス)


 で、これらを含めてツィッターとかで「長い・多い」漫画について話題にしてたんでその辺の話。

シリーズで100巻を超えてる作品


 単独タイトルでは超えていないけど、直接の続編やスピンオフも入れると超えてるのが4作品5作品*3
 巻数はいずれも2012年9月現在。

  1. ドカベン@水島新司(無印48+大甲子園26+プロ52+SS45+DT2 の173冊)
  2. グラップラー刃牙@板垣恵介(無印42+外伝1+バキ31+SAGA1+範馬刃牙36+ピクル1 の112冊)
  3. ジョジョの奇妙な冒険@荒木飛呂彦(無印63+ストーンオーシャン17+SBR24+ジョジョリオン3 の107冊)
  4. パタリロ!@魔夜峰央(無印88+西遊記9+源氏物語5+家政夫5 の107冊)
  5. キャプテン翼@高橋陽一(37+1+18+15+15+12+2+6 の106冊。詳しくは>キャプテン翼 - Wikipedia参照)*4


 ドカベン ドリームトーナメント編 1 (少年チャンピオン・コミックス) 範馬刃牙 37 (少年チャンピオン・コミックス) ジョジョリオン 3 (ジャンプコミックス) パタリロ! 88 (花とゆめCOMICS)


 水島先生は、100巻越えてるのが2シリーズもあるって事ですね。
 ミナミの帝王は、ヤング編が7冊あるので、シリーズだと123冊。


参考 単作・シリーズでかなりの巻数行ってる作品


 本人執筆に限ってみるとこの辺ですね。
 70を超えてるのはこんなもんかな。まだあるかしら。


 銀牙伝説WEEDオリオン 17 (ニチブンコミックス) 天牌 65 (ニチブンコミックス) 江戸前の旬 63―銀座柳寿司三代目 (ニチブンコミックス)


 週刊漫画ゴラク関連だけで4作品が70冊超えてるんですな。
 連載期間で考えると「酒のほそ道」ももうすぐ20年だし「白竜」ももうすぐ50巻に到達。
 すげーぜ、ゴラク


一人の作家が、50巻超えシリーズを2作品


 1作品で10年掛かるのを、2作品以上。
 または、並行連載で長期作品を2作品、とこれもかなりの仕事量が必要になります。


 本気!サンダーナ 7 (ヤングチャンピオンコミックス) 仁義S 19 (ヤングチャンピオンコミックス)


 新コボちゃん 24 (まんがタイムコミックス) かりあげクン(51) (アクションコミックス)


 やっぱり、100巻オーバー二つの水島先生がすごい。そして、4コマで超えてる植田まさしが超人すぎる。

余話1 最長連載記録


 これは、仙人部落@小島功が圧倒的に長いです。
 1956年連載開始で、現在56年目、連載継続中(アサヒ芸能)。


 小島功は、「ヒゲとボイン」「コオ釈西遊記」も長期連載だったので、「連載期間が20年を超えた作品」の数ではNo.1かも。


余話2 永井豪の「週刊漫画雑誌」での記録


 永井豪は、最も多くの「週刊漫画雑誌」に作品が掲載されたことがある。


 多分17誌16誌*10 *11
 週刊少年マガジン、週刊ぼくらマガジン 、週刊少女フレンドヤングマガジン 、モーニング 、週刊少年ジャンプヤングジャンプ週刊少年チャンピオン週刊漫画ゴラク週刊少年サンデービッグコミックスピリッツ、週刊少年キングコミックバンチ、週刊漫画アクション、週刊少年宝島、週刊漫画サンデー


 すぐ廃刊になったりしたものや、手塚治虫の死後に創刊されたのなどもあるので、これだけ多く描いてるのは他に居ないと思います。


 週刊漫画雑誌での同時並行連載の数も、多分永井豪。週刊少年5誌での同時連載をやったことがある。


 ただ、作品の長さでは、バイオレンスジャックが最長になるのかなあ。
 デビルマンをどう数えるか(レディーも入れるか、ジャックも入れるか、VSシリーズも・・・)で変わりますが。


余話3 週刊少年誌制覇


 鈴木央が4大少年誌制覇、週マガで「七つの大罪」連載へ - コミックナタリー
 ってことで、来月から鈴木央がマガジンで連載を始めますが、この所謂「グランドスラム」については、V林田さんの纏めている

 に詳しいですね。



 といった所で今回はここまで。

*1:+ヤング編7巻

*2:+続編

*3:@hisimaさんの指摘より。2012/09/20 23:40修正

*4:@hisimaさんの指摘より。2012/09/20 23:40修正

*5:@hisimaさんの指摘より。2012/09/20 23:40修正

*6:2012/09/23 修正。22:15参考 > http://d.hatena.ne.jp/soorce/20120923/p1

*7:MEA-Uさんのコメントでの指摘より。 2012/09/21 22:20修正

*8:@fujik5963さんの指摘より。2012/09/21 22:00修正

*9:id:okra2 さんのブクマコメントより。2012/09/22 06:05修正

*10:2012/09/21 22:00修正 週刊少年アクションも隔週発行までだったそうです

*11:週刊少年チャレンジと週刊少年アクションは、雑誌名は週刊だけど隔週誌だったので

読んだ本

  1. 週刊少年チャンピオン
  2. 週刊ヤングジャンプ
  3. 週刊モーニング
  4. 隔週ビッグコミックオリジナル
  5. 月刊マガジンSPECIAL
  • チャンピオン
    • 言ってることがストレートで真摯であるってのは大事だな。って、バレた!?>囚人リク@瀬口忍。
    • 短期集中新連載。バドミントン漫画はチャンピオンでは初・・・かな?親父がその競技に入れ込んでるってのは古典的ではあるけどわかりやすい>ばどばどミント!@石坂リューダイ。
    • 三者三様の「笑顔」だね。御堂筋のはちょっと違うかもだが。>弱虫ペダル@渡辺航
    • パン屋まで再現かよ!モブにも結構な宮崎キャラが配置されてますな。今回はコナン多目かな。>毎度!浦安鉄筋家族@浜岡賢次
    • いきなり修学旅行編。いきなり喧嘩。いいから食い倒れておこうぜ>シュガーレス@細川雅巳
    • これ、妄想系って言うにはちょっとキすぎてないか。いやでも、社交性はあるのか。>空が灰色だから@阿部共実
    • 最終回、と思ったら45号からリニューアル新連載との事。始まった時にあんな事が起きたのに、たいしたヤツだ。>パンダのこ@角光。
    • 自業自得すぎて言葉もねえわ。>名探偵マーニー@木々津克久
    • そうか、子供とやる事もあるんだ。そういうのも競技としては珍しい点ですね>スポ×ちゃん!@竹下けんじろう
    • 座席表とクローズアップの組み合わせ表現は珍しいというか新しい表現ではないか。>てんむす@稲山覚也
    • 実際、仕事漬けだと飲食以外の楽しみとかないからねえ・・・。>木曜日のフルット@石黒正数
  • ヤンジャン
    • 特別読切。コメディ回というか中休み回っぽい話ですな。顔芸多目。>TIGER & BUNNY@西田征史×桂正和(企画・原作:サンライズ)。
    • 横からガツン!は失敗しそうだなあ>キングダム@原 泰久。
    • こっちは腕力バトルになっちゃうか。とはいえ、刺客部隊どうにかしてもリーさんが居るから困難すぎるよなあ>ハチワンダイバー@柴田ヨクサル
    • カラー扉がとてもいい。まるで女子高生みたいだ。マブ姉さんのこれはカギューちゃんが接近してるからかな>ねじまきカギュー@中山敦支
    • 暴力勝負で押し負けるかあ。詰め切れないぞ、このままじゃ。>嘘喰い@迫 稔雄。
    • 読切。今時だと、大概のAVはネットでどうにかなると思うが。こういう青春はあれだ、爆発しろ。>...まだ、途中@KUJIRA。
    • 出張読切。初見にはちょっと不親切気味。紹介の最後の「封印されちゃった魔王」に顔マークがある意味が読み取れないな。>魔王様ちょっとそれとって!!@春野友矢
    • 読切。オンラインゲームをネタにした作品ってのも色々だが、スポーツの切っ掛けってのはなんか変というかなんというか。卓球漫画は温泉からトンデモまで幅が広いよな。>ジョタク@安堂ミキオ。
  • モーニング
    • なんだか「砂の栄冠」っぽいことを勝手にやってる感。いい話、悪い調子、色々絡んでるな>グラゼニ@森高夕次×アダチケイジ。
    • 剣ではそこまで行けたけど、鍬ではまだ達していない、か。巌流島とかあるのに、どうやったらそっちに行くんだろう。「さんをつけろよデコ助野郎」って井上雄彦がこういうパロディやんのは珍しいな。>バガボンド@井上雄彦
    • 3回集中新連載。スピンオフ猫。箱が好きだよね。46号からは完全新作との事。>猫も寝てはならぬ@サライネス
    • そう、まだ二人残ってるんだよな。これをどう超えてくるのか。>ピアノの森@一色まこと
    • くまモンふたたび。この妄想は、何か正しくて圧倒的に間違ってる。なるほどマレビトだ。>犬神もっこす@西餅。
    • ホラーって、その人の育った環境や宗教で怖さの感じ方全然変わるものだってのはある。キリスト教圏のそういうのが時々わからんもん>鬼灯の冷徹@江口夏実
    • 藤の花のてんぷら。美味そうな、でも香りが強すぎそうな。思い切ったことをやるのが大事なのかな>東京ヘビ女物語@加藤ヒロシ。
    • 関連の事だけには鋭いんだなあ・・・。そういう病気あるよね>主に泣いてます@東村アキコ
  • オリジナル
    • 短期集中新連載。幸せだった記憶の場所が何時までもそれには残ってるって残酷だな・・・。しかし、タイトルからすると既にある、の?>青い鳥@村上たかし
    • 千早ふる。楽屋のモニターで聞く、袖から見るってのは演者だけに許される特別な行為なんだよなあ。青い鳥の載った号で千早か。>どうらく息子@尾瀬あきら(落語監修:柳家三三)。
    • 講談風の入りと地付き。まあいつもの感じですが、一応未来SFなんだろうか。>黄昏流星群@弘兼憲史
    • 多少の合成物質が入った、カロリー十分な食事と、自然食品だけだがカロリー不十分と、寿命が長くなるのはどっちですかねーなどとも思う。>ひよっこ料理人@魚戸おさむ
    • フライドポテト。落語の「長短」じゃあないですが、仲が良いのか悪いのかわからない凸凹コンビってのは面白い>深夜食堂@安倍夜郎
    • やっぱり秋は秋刀魚だよな。安ければ。>三丁目の夕日@西岸良平
    • バカをバカのままに描くってのはこれはこれで面倒くさいなあ。こういう、考えが全く理解できないのを相手するのは疲れるでしょうねえ>弁護士のくず@井浦秀夫
  • マガスペ
    • 新連載。こういう不思議ちゃんっぽさを出すのに「ムー」講談社的にはどうだろう。MMRでいいのではないか。>いつか、夜明けの空で待ってる。@荒木宰。
    • 特別読切。「〜はそれを我慢できない」というのもパロディ元としてはよく使われるタイトルですな。ぱすてるの方がず〜っと寸止めなだけに、こうして描かれるとこっちでええやん、とも>男はそれをガマンできない!! @小林俊彦
    • 出張読切。講談社のネーム室は色々逸話がありますね。こうしていろんな人の話を同時に描かれると、なるほど千差万別ですなあ>ちょっと盛りました。@にしもとひでお。
    • 赤面系作品ですな。というか、赤面してない方が少ないか>となりの山田さん@古閑裕一郎。
    • 継投・スイッチに関しては監督の責任が大きいと思いますが・・・>おれはキャプテン 高校編@コージィ城倉
    • まだ夏合宿か。>星天高校アイドル部!@金田陽介
    • 新人読切。価値の算定方法ね。藤子・F・不二雄ので、価値を出すカメラってのがあったっけ。あれは何を基準にするか選べていたが>Exchanger@内海瀬
    • 代目継いでるんなら、引退じゃなくて継承が正しいのでは、とも思いますが。次回、最終回>AKB0048外伝 とびだせ!AKBぜろぜろ女学園@須賀達郎(企画:秋元康、構成:三島ヒデユキ、原案:河森正治)。
    • にしもとひでおとコラボって言っていいのかしら、これ。仲のいいことですな>新・お憑かれさん@島田英次郎