情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

週刊漫画TIMESの「解体屋ゲン」でニコニコ動画ネタ



 

 再生   41,231
 コメント  11,757
 マイリスト 1,310


 どう見てもニコ動です。
 再生数はどんなもんだろう。結構多いのか?


解説


 この画像は芳文社週刊漫画TIMESに連載中の星野茂樹×石井さだよし解体屋こわしやゲン」の第289話(本日発売号に掲載)より。



 先週号の展開がこんな感じ。


 ライバル会社にネット掲示板を駆使して自社の悪口を広められまくった五島爆破(有)株式会社*1、しかも敵は「囲み」という手段を使ってさらにハメようと


 

 ゲンさんがマスコミに囲まれた中刺され、驚いて動いたところ周囲の記者が

   

 
 と転び公妨ばりの演技で倒れる。


   

 当然大バッシング、どうなる、どうする!


 と、ここから今週号。
 マスコミの大バッシングに意気消沈のゲンさんたち。
 会社は解散かもしれない、どうしよう・・・。


 と、その時、ネットをチェックしていたゲンさんの会社の社員中村光中原光*2(24歳)が見つけたものはあの時の映像。


 

 ゲンさん、ちょっと見て
 みんなも!

 

 こいつは・・・


 ケータイ電話で現場を撮影してる人がいたのよ

 


 
 

 そこに流れるコメント。


 

 ほら、コメント欄を見て

  
  

 「まったくマスゴミってやつは・・・」「マスゴミひでえ」
 「これはさすがにひどすぎだろ」「犯人見つけだそうぜ」

 

 この動画サイトは 見ている人が自由に感想を書き込みできるのよ
 つまりこれがみんなの声ってこと

 どう考えてもニコニコ動画です、ありがとうございました。
 そして


 

 「ゲンさんガンガレ!」「ガンガレゲンさん!」

 

 “ガンガレ”ってなんのことだ?


 ネット用語でがんばれってことよ。

 中原さんはやっぱりニコ厨もしくはちゃねらーでした。


 
 

 不思議だな みんなに応援してもらってる気になってきたよ。


 そしてこのこの結末や如何に、というのは現在全国のコンビニ、駅売店、書店などで発売中の週刊漫画TIMES今週号でどうぞ。


 (http://houbunsha.com/cgi-local/cgi/_magazineView2.pl?code=smt)



 表紙はいつもどおり塚本馨三。
 つい最近「一雑誌のイラスト制作者としては世界一長いキャリアを持つ」としてギネス認定されました*3




 ところで、このゲンさん、基本は建築系、特技は爆破解体で、世界でも有数の腕を持ってるんですが、週刊少年サンデーで連載してた「こわしや我聞こわしや我聞 9 (9) (少年サンデーコミックス)も主人公は爆発の使い手でしたね。
 同じ「こわしや」、同じ「G」の頭文字、同じ「爆破」・・・ここから導き出される結論は一つ。


 そう、こわしや我聞もそのうちパチンコ化されるに違いない!
 多分。というか、ほぼ同時期に始まってるから純粋に偶然なんでしょうね。



 あと、この「解体屋こわしやゲン」ですが、300回近く連載してますが、単行本は今までに1巻しか出ていません。
 解体屋ゲン 1 (1) (芳文社コミックス)


 その辺については以下の関連記事をご参照下さい。

当ブログの関連記事

 といった所で今回はここまで。


 あ、そうそう、ちゃんと先週号には伏線が。
 気づかないっての。
  






#出版社としてはまんがタイムきららとかと同じ所なんですけど、WEBでの話題量は少ないですよねー。

*1:2008/08/23 22:20 わくさんの指摘コメントより修正。すいませんでした

*2:2008/08/23 22:20 わくさんの指摘コメントより修正。すいませんでした

*3:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20080820-OYT8T00102.htm

読んだ本

  1. 週刊漫画ゴラク
  2. 週刊コミックバンチ
  3. 週刊漫画TIMES
  4. 隔週ヤングアニマル
  5. 隔週ビッグコミックスペリオール
  • ゴラク
    • この演出は斬新だ。いや、本気で見たことない。観客・解説役の居眠りによるシーン・バトルすっ飛ばしってどうやったら考え付くんだ>喰いしん坊!@土山しげる
    • 男板垣が日和るかぁ〜〜!とか言って欲しい場面でしたが、主役じゃ無いしな>外道坊@平松伸二
    • 酸味のあるのはあう酒と合わない酒が分かれるんだよな。漬物類は自家製は大変なので買います。>酒のほそ道@ラズウェル細木
    • 今回も最終ページ気合入ってる。結構色々試して来てますよね。>ミナミの帝王@天王寺大×郷力也
  • バンチ
    • 新連載。虐げられし者の闘争、というのは今まで描かれてきたものとある程度は一致するのですが、プロレタリアート文学が原先生の手にかかることでどんな変質をもたらしてくれるのか。>蟹工船@小林多喜二×原恵一郎
    • 増ページならともかく、減ページを編集が先に決めるってあるもんなんだろうか。2ページなら調整可能な気もするが・・・?>女王様がいっぱい@イワシタシゲユキ
    • 最終回。自己満足しようとしたけど仕切れませんでしたね、って結論?なんかなあ。マイガールは10月から再開との事。>私たちの幸せな時間@孔枝泳×佐原ミズ
  • 週漫
    • 最終回。なんかスッキリしない切り方だが・・・。これと↓はちゃんと単行本も出てる中心的連載じゃなかったのかしら>闇月@坂辺周一
    • 最終回。最後2話はちょっとどうかなあ。通り魔ネタも無理矢理すぎたし>ラビリンス@雅亜公
    • 表紙にも登場。こっち系だと直接的なエロが多いんだけど、寸止め気味の方も良いし、やっぱりこの人上手いよね>秘密のラブホ日記@春輝。
  • アニマル
    • 付録DVD付きで映画大プッシュ。巻末コメントがなんか普通なのはどうしてだろう。愛。>デトロイト・メタル・シティ@若杉公徳
    • 最終回。これはもともと短期だったっけ。実際、ここまでゲームバランスを崩せば廃人が離れてくれるかもしれないな>山田みらい@ハイジンクエスト
    • 鰻食いたい。今度東京に行った時こそ。まるます家行ってやろう>3月のライオン@羽海野チカ
    • 読切。何故かアニマルの読切や新人作品には野球ネタが多い気がする。だからなんだと言われても困るが。いい話の様だが、結局天才にはかなわないってことかもなあ>ボウイズ・カラー@野本遊園。
  • スペリオール
    • ある種、イギリスの貴族階級の為のパブリック・スクールのようなものなのか。その上でその中にこういうのがあると。しかも逃げ場が無いんじゃな>MOONLIGHT MILE@太田垣康男
    • 立ち食い蕎麦みたいな店で、顔を見れば何食うか分かるみたいな話をどっかで読んだ記憶が。映画だったかも>ラーメン発見伝@久部緑郎×河合単
    • 和食の場合は、器が一番多いって事になるのかね。店種に拠る部分が大きいな。関東炊きと割烹じゃ全然違うし>味いちもんめ-独立編-@福田幸江×倉田よしみ(原案:あべ善太)
    • 次号から柿崎正澄が連載、ってRAINBOWの方は来春だからそこまでってことか。