情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
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1975年から始まる週刊少年ジャンプ漫画家ストーリー、金井たつお「まんがの花道」が週刊漫画サンデーで新連載。




 ということで、本日発売の週刊漫画サンデー4月28日号より、原作:桜小路むつみ、作画:金井たつおのコンビによる「まんがの花道」が新連載です。


 表紙

週刊漫画サンデー2009年4月28日号

週刊漫画サンデー2009年4月28日号


 しかし、巻頭カラー1ページ目のアオリからし
  

 パンチラを芸術に昇華させた実力派作家が本誌初登場!!


 当然のごとく、つかみはやっぱりパンチラです。(このコマめくった次の見開き扉が・・・)
 




 金井たつおといえば、1977年に週刊少年ジャンプで連載開始された「ホールインワンホールインワン (1) (集英社文庫―コミック版)で「パンチラの第一次完成系」を作り出したとまで言われた漫画家で、カラー見開き扉にも


 



 このようになんだか見覚えのあるようなキャラクターが描かれています。いずみちゃんグラフィティー 1 (1) (ゴマコミックス) (ゴマコミックス)とかね。


 物語は1975年の上野駅から始まります。
 年代はそのままなのですが、名前は実在人物、雑誌、出版社、漫画家から変えてある模様。


 漫画家を目指して上京した「日本一(ひもと はじめ)」青年は、
 



 「新鋭社」は「少年ガッツ」編集部に持ち込みに。
  



 そこである漫画家のアシスタントをしてみないか、と言われ、誰とも聞かずに仕事場に連れてこられ対面するのですが
 

 

 その作家と言うのは「やったれ番長」などを代表作とする
 



 「天道昇(てんどう のぼる)」だったのです。
 



 と、一応名前こそ変えてあるものの、集英社週刊少年ジャンプ男一匹ガキ大将本宮ひろ志だということは一目瞭然。



 1975年と言えば、本宮ひろ志はジャンプに「大ぼら一代」、プレイボーイに「俺の空」と大忙しだった頃。
 金井たつお自身のジャンプデビューはこの2年後の1977年ですから、2年間のアシスタント生活とその後の漫画家生活が中心に描かれると予想されます。



 今度コミックバンチで連載が始まる「少年リーダム」(西村繁男「さらば、わが青春の『少年ジャンプ』」の漫画化)と時代的に重なり、それでいながら漫画家・アシスタント側から描かれる物語になるということで、是非とも「あわせて読みたい」と言うところでしょうか。


 そういうわけで、読もう!週刊漫画サンデー!!