情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

現在までに、最も多くの形態で出版された漫画は「あしたのジョー」だろう




 (2011/05/15 23:10 追記。指摘を受けてフォロー記事を書きました>やっぱり、最も多くの形態で出版された漫画は「鉄腕アトム」かもしれない・・・んだけどちょっと微妙という話 追記終わり)


 ちょっと考えて、そういう結論に達しました。


 「あしたのジョー」は、1967年末から週刊少年マガジンで連載された、原作:高森朝雄*1、作画;ちばてつやの不朽の名作。
 あしたのジョー(12)<完> (講談社漫画文庫)


 初出から40年を超え、今もなお読み継がれ、今年実写映画化されたほど。
 数え上げてみると、バリエーションが凄い数になってるんです。


あしたのジョーの出版形態一覧


 順番はちょっと正確じゃないです。は現役商品。
 ( )内はざっくりとした説明。

  1. 週刊少年マガジン(初出、雑誌掲載)
  2. 少年マガジンコミックス(雑誌サイズ)
  3. 講談社KC(新書版)
  4. 講談社漫画文庫(旧版白背)
  5. ちばてつや文庫
  6. KCスペシャル(ワイド版)
  7. 豪華愛蔵版(ハードカバー)
  8. ちばてつや全集(ソフトカバー)
  9. ジョーと飛雄馬(雑誌形態再録)
  10. 講談社漫画文庫(現行品)
  11. ペーパーバックKC あしたのジョー伝説(ダイジェスト版)
  12. 講談社KC(完全復刻版)
  13. BOSS漫 愛蔵版(懸賞プレゼント?)
  14. 週刊現代(雑誌再録)
  15. 講談社コミックスデラックス(HGT版)
  16. KCデラックス イッキ読み1000P(1部分のみ収録の豪華版)
  17. 講談社キャラクターズA(フィギュア付きコンビニコミック)
  18. 講談社プラチナコミックス(コンビニコミック)
  19. 電子書籍(ebook japan、Yahoo! コミック、講談社コミックプラス、他)


 電子書籍版は各サイトで同じなのか違うのかちょっとわからないですが、そういう差も含めると20バージョン越えてるかも。
 とはいえ、これでも抜けあるかもしれません。
 全部あわせて何部くらい出てるんでしょう。


 ちなみに、ちばてつや全集のみ講談社じゃなくてホーム社発行ですね。


 電子書籍はともかくとして、今簡単に手に入るのは
 文庫あしたのジョー(1) (講談社漫画文庫)、KC復刻版あしたのジョー (1) (KCデラックス (355))、HGT版HGT版 あしたのジョー(1) (講談社コミックスデラックス (1701))、1000Pイッキ読み版あしたのジョー (KCデラックス)あたりでしょうか。


 多分、全てのバージョンが版元品切れになったことってこの40年通して1度も無いと思います。


考えたきっかけ


 コンビニで単行本棚見てる時に「幽☆遊☆白書」のコンビ二コミック版がありまして、これって初出から数えて幾つ位の形態で出てるんだろう、と考えたんです。
 この例だと多分初出含めて5バージョン。

  1. 雑誌掲載
  2. ジャンプコミックス
  3. 完全版
  4. 文庫版
  5. コンビニコミック(ジャンプリミックス)


 幽・遊・白書 1 (ジャンプ・コミックス) 幽・遊・白書 完全版 1 (ジャンプ・コミックス) 幽★遊★白書 1 (集英社文庫―コミック版) 幽☆遊☆白書 其之一 (1) 霊界死闘 編(SHUEISHA JUMP REMIX)


 雑誌掲載以外は多分どれも簡単に手に入るんじゃあないですかね。


 で、もっと多いのは、と考えたらジョーが出てきました。
 「巨人の星」は梶原一騎傑作全集とか入れてももう少し少ないんじゃあないかな、というところ。


 と言ったところで今回はここまで。


読んだ本

  1. 週刊漫画ゴラク
  2. 週刊漫画TIMES
  3. 隔週ヤングアニマル
  4. 隔週ビッグコミックスペリオール
  • ゴラク
    • 本格連載開始。またあっさり薬使っちゃうが、もう入手のツテあるからいいのか。>69デナシ@山本康人。
    • 「まっすぐでマゾめ」を言いたかっただけだろ絶対。そういや、コンドーム使うのって作中初?>SとM@村生ミオ
    • 野球とサッカーだと、(GK以外は)サッカーの方がポジションコンバートしやすい様な気がするがどうか。野球も外野は同じ位か?>誇り〜プライド〜@高橋陽一
    • この世界だと高校の大会が新聞にこんな掲載されるレベルなんだなあ。>大食い甲子園@土山しげる
    • バブル時代の地上げを生き残った店は強いよー。とはいえ、商売的にキッツイのは確かだろうなあ>カブキの不動@観月昴×奥道則。
  • 週漫
  • アニマル
    • これもまた自分じゃなくて他人の為の闘いになっちゃってるような。>3月のライオン@羽海野チカ
    • 無理が通れば道理は引っ込む。とはいえ、これライオンと同じで体調管理の不備負けって話でもあるのか>拳奴死闘伝セスタス@技来静也
    • 何時頃から存在していた「共生」なのかね。次回は6月とのこと、って来月じゃないか。>ベルセルク@三浦建太郎
    • ソウルメイトが見つかってよかったね、ということでしょうか。いやいや>東京闇虫@本田憂貴。
    • DMCの別冊付録が付いて、次号、若杉公徳が新連載。救世主ギャグってどんなでしょ。
  • スペリオール
    • 新章スタート、ってこれどういう構成なのかよくわからん。もともとが短編集なのか?>映画篇@金城一紀×遠藤佳世。
    • まあ、知られたからどうこうって言うには勢力入り乱れ過ぎかもですが。以蔵はなんでそんな変顔を押すんだろう>AZUMI-あずみ-@小山ゆう
    • 近代国家と法律の対決イメージ、完全な三権分立ならそうかもしれんけど、そうはいかないからねえ>亭主元気で犬がいい@徳弘正也
    • このさわやか顔はベルセルクのモズクズ様みたくなりそうだ>MOONLIGHT MILE@太田垣康男
    • かわぐちかいじ作品の場合、フリはいきあたりばったりでも振ってしまったからには(スパンを長く取ってでも)風呂敷はどうにか畳むようなイメージ>西原理恵子人生画力対決@西原理恵子
    • 次号、乃木坂太郎が新連載。