情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

没・エロ漫画川柳




 今年の夏のコミックマーケットで発行された「淫漫姫」という同人誌がありまして、
 詳しくはこちらをご参照ください。


 で、その中に読者企画として「エロ漫画川柳」というのを募集する、というのがあったんです。
 運良く一首採用されましたが(それがどんなかは直接読んで頂く、ということで)、作ったけど解説無いとわからんような意味不明な「エロ漫画川柳のような何か」として没になったのが結構あったんで、反省をこめてさらしとこうかなと。*1


 どちらかと言えば謎掛けになってるような、解説が要るのは川柳とは言わないだろうしどうしたもんか、というようなのがメインです。


 こういうので別のお題、たとえば「1980年代週刊少年サンデー川柳」「打ち切り漫画川柳」「ラブコメ漫画川柳」、とかで募集する企画やっても面白いかもしれませんね。ああ、2chでスレッド作るほうが早いか。



没実作川柳

  1. エロせずと 一音移り 売れ筋に
  2. 荒縄や サドと横たう マゾ女
  3. かがやける 尿の飛沫や ぢたま(某)
  4. 屏風より こっちの絵から 追い出して
  5. 服無しで くんずほぐれつ とらのあな
  6. 三振の 山を築けり K-Books
  7. 腹中に 煩悩積めり 六天魔王
  8. 女装かと 聞き間違えた 兄メイド
  9. メロン屋は 早生爛熟と 数多あり
  10. かのごとき 本を探して 迷宮に
  11. ダンジョンに 続々入荷 さとりの書
  12. ZINに寄り 腎の調子を 顧みる
  13. アリスin わんだーらんど with熟女
  14. 湧き出るは 白きに思える 書泉BT
  15. 老婆こそ 白粉はたく まんだらけ
  16. たちばなで 外れた本は 海に投げ

よく分からなくなる解説

  1. 大暮維人。字と出版社両方で掛けたけど、「いちおん」だと掛詞の意味がなくなるので「ひとおと」。え→う、ろ→れ、という一音上がりを先に思いついて、一ツ橋*2音羽*3と掛かるな、というので「すじ」から「せず」を併せると、こんな例もあったな、と。
  2. 既存パロディ。エロ漫画関係ないような気もする。
  3. 既存パロディ&ぢたま先生。「輝ける 尿の飛沫や クリスタル」でも良いか。元の句は「輝ける 冬のしじまや クリスタル」でロシアの〜、という小林信彦ネタは解説が無駄に長くなるのでどうか。
  4. 一休さんで考えてたけど、時代と絵が逆か、とあとになって気が付いた。


 これ以降は日本橋秋葉原のエロ漫画なんかを売ってる書店シリーズ。
 もう少し考えて練れば良いものも出来そうな気もするが、あまり意味は無いので。
 そういや信長書店って関西ローカルだったのな。


5.タイガーマスク
6.スコアのKと男のバットで
7.字余り 信長
8.音だけ
9.八百屋か果物屋かわからんな
10.11.は同じ店だけど、後者の方がキャッチフレーズっぽい
12.赤い玉
13.最後の5文字難しいので適当
14.エロ売ってるか知らん
15.パラフィン
16.弟橘媛


 ・・・ということであれだ、次回はみんなも応募しようよ。
 といったところで今回はここまで。


*1:決して、別の記事書くための参考資料が押入れのあの辺にあったはずなのに見つからない、なんて消極的な理由じゃありません。ええ。

*2:集英社ウルトラジャンプ

*3:講談社週刊少年マガジン