数年前に、「さよなら『漫画サンデー』-54年の歴史をふりかえる-」というデータ本を作ったのですが、完売してしまって増刷予定もないので有用そうなものを掲載しときます。
1970年〜72年にかけて、実業之日本社週刊漫画サンデーでは、「普段小説を書いてるのではない著名人に小説を書いてもらう」という小説企画を掲載してました。
それが「異色作家挑戦シリーズ」です。
ボクサー、指圧師、落語家、漫画家、演歌歌手、野球選手、俳優など、様々なジャンルの著名人が、4〜5回連載に収まる中編小説を書いたんですね。
多分、どれも単行本などには収録されておりません。
異色作家挑戦シリーズ | ||
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No | タイトル | 作家名 |
1 | 九月の子供たち | 鈴木いずみ |
2 | オーガズム作戦 | 山下諭一 |
3 | ザ・ルーレッター | 和田静郎 |
4 | おかしな仲間 | 安川茂雄 |
5 | 根性のリング | ファイティング原田 |
6 | さらば芸能界よ! | 竹中労 |
7 | あたしはダッチワイフ | 遠山雅之 |
8 | 地獄へ血を流せ | 安藤昇 |
9 | ザ・ゴールドフィンガー | 浪越徳治郎 |
10 | はじめチョロチョロなかパッパ赤児できても生ませるな | 福地泡介 |
11 | 歌麿奇譚 | 福富太郎 |
12 | エレベーター殺人事件 | 筑波久子 |
13 | 英雄の雪像 | 三浦雄一郎 |
14 | 娑婆羅淫痴記 | 長尾みのる |
15 | 聞こえているぜ海鳴り | 五木ひろし |
16 | なぜか今宵は血が騒ぐ | 黒田征太郎 |
17 | 黄金の左腕 | 金田正一 |
18 | 梶原長門 | 林家三平 |
19 | 銀座ぎんざギンザ | 山口洋子 |
20 | 港のような女 | 奈良あけみ |
21 | 通天閣仁義 | 千葉真一 |
林家三平は、もちろん先代の方。
浪越徳治郎の「指圧の心は母心、押せば命の泉湧く」なんてなフレーズも、遠い昔の話ですなあ。
こういう企画、今やるとしたら誰に依頼するんだろうな。
ネットで何か、とか勝手にやってるのはありそうだが。
といった所で今回はここまで。