情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

漫画雑誌の数は、2014年に400誌、2026年には500誌を超える見込み



 
 

 緑のラインが過去の実績と、そこから導き出される今後の予測。
 赤い線で示す2014年に400誌突破、水色の線の2026年には500誌を突破するという見込みになります。



 これはもちろん、ちゃんとした根拠のある数字。
 まず、過去43年分の漫画雑誌の銘柄数をグラフ化してみました。


 



 これの表示範囲を広げましてー、トレンドラインを引きましてー、はい、最初のとおり。


 




 では、過去の漫画雑誌の具体的な数を以下の表に示します。

漫画雑誌銘柄数(1965年〜2008年)


 「児童」「大衆」の分け方は、1978年以降は雑誌コードに拠るもの、それ以前は不明です。


月刊週刊
児童大衆児童大衆合計
19659105226
19668135228
19679215338
19688336350
19698387356
197063810357
19715439461
19724489465
19733549470
19749448465
197512548478
197615668493
1977187484104
1978258084117
1979348684132
1980358974135
1981379175140
1982399675147
19834210365156
19844411665171
19854311865172
19864612367182
19874512767185
19884612947186
19894413848194
19904414748203
19914515348210
19925718548254
19936119348266
19946819648276
19956620349282
19966520749285
19976521149289
19986421849295
19996522749305
20006622949308
200163231410308
200266223410303
200365230410309
20046324649322
20056824349324
20066724149321
20076724849328
20086625349332
 (「出版月報」2009年11月号 特集「いまコミック産業に何が起きているか-30年間のデータより見えてきたもの-」より引用)


 漫画雑誌は、物凄い勢いで増えてきた、ということがおわかり頂けると思います。

コミックスの数


 ちなみに、一年間に出版されるコミックス(文庫版・廉価版を含む)の数はこんなグラフになり、2019年ごろに15000冊、つまり一ヶ月あたり1250冊発行されるペースになる見込み。


 


 




 この漫画雑誌の銘柄数、一年間に出版されるコミックスの冊数は上に書いたように出版科学研究所の「出版月報」2009年11月号の特集に掲載されていた表より持ってきた「本当」のデータ。


 しかし、上記の予測は「嘘」になる見通しが高いと思われます。





 そういうわけでこの雑誌の数とコミックの数、そして売り上げ変動の話、明日以降に詳しくやります。(これは本当)



 統計でウソをつく法 (ブルーバックス) 統計はこうしてウソをつく―だまされないための統計学入門


#真実しか書いてなくても結果的に嘘になることもある、ということで。