今週読んだ本 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

　今週は少女小説ばかり。たまにはこういうこともあります。ほんのちょっとだけ偏ってますが。

仮面のアクトレス
- 話が進まないまま時間だけ進んでいきますねえ。オシシ仮面じゃないんだから。
悩める見習いプリンセス
- こっちは現代アメリカ少女小説ですか。アメリカのハイスクールでのスクールカースト話とか、普段こういうの読まない人にも面白いかも。文庫版出はじめてるので、新規に読む人はそっちからの方がいいかも。
昔気質の一少女
- これはぐっと古いアメリカの少女小説 *1。この版は1部2部の合本版。一応、新訳というか現代仮名遣いに改められてはいるんですが「経帷子」とか「生姜煎餅」とかまだまだ古い。1991年版だとどうなってるのかしら。
ロマンチックSF傑作選
- この頃のコバルト文庫は色々出てて面白いんですよ。これもまあ一応は少女小説の範疇に入るはず。作家陣が一癖も二癖もあるのと、作品の方もヒッピー*2やらカニバリズムやら、今は絶対コバルトでは出ないだろうな、とも。

#「海外ロマンチックSF傑作選」というシリーズもあって、そっちも中々面白いんですが絶版。復刊しないもんですかねえ。

*1:刊行当時の読者層ってのがどんなものだったのかはちょっと分かりませんが

*2:古いねどうも