情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

やおいと腐女子の源流。(何ゆえ男性同士の愛情物語を描くのは女性なのか、と言うことに対する考察のとっかかりを何処に求めるべきかという思考過程の一端として。その3)



 全てのやおいは擬似恋愛なのか?と言う話。


 id:korox2さんのエントリー 「インタビュー ウィズ Y・A・O・I〜やおらーさんに 訊いてみよう♪」(http://d.hatena.ne.jp/korox2/20040922#p3)


 ここを読んで一寸考えることがありまして。

  • ヤオイは擬似恋愛の亜種である!」



 それは女性特有のものなのか、ということ。
 大体、エロ本とかに興味もって買ったりするのって中高生の男子も似たようなもんじゃないですか。
 週刊漫画誌のグラビアとかも。
 そういう意味では擬似恋愛の一種、でもあるのかもしれませんが・・・・。

  • 男がレズもののアダルト映像を眺めるのとはまるで方向性が違うようです。

 まず、アダルトビデオの棚の中で、レズものがメインジャンルではない、ということが一つ。
 その上、一般的に女性がアダルトビデオを借りたりするのか?という点も気になります。

  • でもこういうの聞いてたら女性の方がなんか歪んでません?

 レズものを視聴する男性の数は(それがノーマルな嗜好の市場に紛れているが故に)把握しづらい。
 そして、その数がいわゆる「腐女子」より多いのか少ないかは分からない*1ということが二つ目。


 この3点がどうも・・・。


 女性向けとして市場に出ていたジャンルというのは、古くは赤い鳥、近年になっては週刊少女コミック週刊マーガレットコバルト文庫といったものから、レディースコミックといったもの程度で、女性同士の同性愛も男性同士の同性愛も描かれることはめったに無かった、と認識しています。
(初回で挙げた「風と木の詩」は例外中の例外だったと思っています)


 それに比べて、男性向けの市場ではホモもレズも単に成年向けジャンルの一形態*2であれ、存在を許されていた、と考えられます。


 今まで(というのの何時が今、かは分かりませんが)、男性向けのみのアダルト市場が認められていたのに対し、
 女性向けにも潜在的には需要が存在し、その需要が表に出てきただけ、とも思えるのです。


 あー、でもどうかな、男性側で擬似恋愛がどんな形になってるか考えるとそんな単純なもんでもなさそうですね。
 深く考えたくは無いですが、もう一寸考えて見ます。
 




 あとですね、これは少々眉唾ものかもしれませんが、
 「軍隊が男性同士の同性愛の発展の地」だという説がありまして。
 戦で戦ってるうちはエネルギー発散できるから良いんですが、戦が終わったり無かったりしたときにそのエネルギーをどこに使うか、となった時に掘って掘られて掘り返されて、という状況がですね・・・。
 自分で書いてて嫌んなってきましたけど、そういう下地がなかった*3女性の場合はまたどうなのかなぁ、ということで。





#ここで疑問が一つ。何で私はこんなにマジメに語ってるんでしょうか。

*1:昨今のマリみてムーブメントを見るに、結構多いのではないかと・・・

*2:あー、ホモは違うかもしれませんね

*3:もともと制限が無かった故に開放されることが無い