情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

小学館と集英社の「社訓」は同じだった。あと、どっちも社歌がなんかすごい。




 昨日、集英社の「社訓」がすごいって記事を書いたんですけど、実はこれちょい情報不足だったことがわかりました。
 小学館の「社訓」を調べてみたら、+αということで、本来は小学館の社訓で、子会社の集英社もそれを引き継いでいるって事の様です。


 小学館集英社も創業者は同じ相賀武夫(後、祥宏と改名)で、それぞれ1922年、1926年に設立。
 何時この社訓が制定されたのかは判りませんが、結構早い時期だったのかも。


小学館の「社訓」


誠実第一。
執務は飛行機の操縦と思え、油断すれば千仞の谷底へ。
間違うな、念を入れよ、照合せよ。
独断するな、熟議は安全の執務法。
三日だけ早く、五日だけ早く、半年先を考えよ。一年先を思って常に備えよ。
第六感を先鋭に、読者の気持ちになれ、購読者の気持ちになれ。
目指せレコード 作れ新記録

小学館の「四つの誓い」

 これは比較的新しい感じがします。
 とはいえ、現在の出版状況考えると?ですが。



一、良心 事にあたり、良心の命に耳をかたむけよう。生涯に悔いを残さないために。


一、勇気 勇気は地の塩だ。勇気を財産にすれば、死さえも友とすることができる。


一、自由 権力・暴力・財力いかなる圧力にも囚われない自由。
      不拘束の自由人が出版人の資格である。


一、愛 愛より美しく、愛より強烈なものは宇宙に存在しない。
     愛の無限大のエネルギーを信じよう。


小学館の歌(1964年制定)


 社歌ではありませんが、テーマソング的なものが存在しています。
 タイトルは「0ゼロのマーチ」.


 作詞:谷川俊太郎
 作曲:いずみたく



3210 3210
ゼロ ゼロ ゼロ ゼロ
ゼロまで かぞえ
ゼロから未来へ 出発しよう
宇宙へ とびたつ ロケットのように
初めての 星を めざして きょうも


白い 紙に
ひとつの線を はっきりひこう
なにが なくても 自分がいるぞ
鉛筆を 指に アイデア 胸に


ゼロから 生まれ
ひとりにふたり 三人四人
力を あわせて 創ってゆこう
新しい くにを 豊かな あすを


 作詞作曲が大物だなあ。

集英社の社歌(1972年作成)


作詞:井上靖
作曲:黛敏郎


 こちらも作詞作曲がかなりの大物。



一、
イオニア
われらパイオニア
創意の旗ひるがえす高き塔
清き使命に生きるため
未来にかかる虹の橋
面をあげてのぼるなり
出版文化の緑の森
ああ わが集英社


二、
イオニア
われらパイオニア
英知の鐘の音ひびく高き塔
世紀の夢に生きるため
日々にあらたな誓いもて
われらは ここに集うなり
出版文化の希望の丘
ああ わが集英社


三、
イオニア
われらパイオニア
協調の歌声ひびく高き塔
理想の明日あすを築くため
あしたゆうべにいやしるく
時代の炬火ひかりを掲ぐなり
出版文化の世界の館
ああ わが集英社


 今も歌われているんでしょうかねえ。
 編集部御用達の店ではカラオケが用意してあったりとか。


 ちなみに、雑誌単体だと「おお少年ジャンプ」っていう少年ジャンプの歌(作詞・作曲:山本正之、歌:ブレッスン・フォー、続・山本正之作品大全集に収録)ってのがありますね。
 時代を反映して、とてもいい曲ですよ。


 といった所で今回はここまで。