情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

和田慎二「まんが家入門大百科」(1979年)ミニインタビュー、他




 61歳。まだ若い。若過ぎます。
 サスペンス、アクション、SF、ファミリーコメディー、ファンタジーなど作品の多彩さはもちろんの事、その面白さに何度ドキドキし、笑い、涙したことか。


 ということで、今手元にある資料から、幾つか。


「まんが家入門大百科」のミニインタビュー


 1979年にケイブンシャから出たもの。
 


  



―まんが家になった動機はなんですか?


 高校時代から仲間と同人誌を作って描き始め、大学に入った時に、もっと多くの人に読んでもらいたくて別冊マーガレットのまんがスクールに応募したのです。
 それは趣味のつもりだったのに、気がついてみると、まんが以外描けない“まんが馬鹿”になっていた。


―もし、それが趣味でまんが家にならなかったら何をしていましたか?


 新聞記者か雑誌の編集者です。



―作品を作る時は苦労などありますか?


 不自然でない程度に、派手であるように作っています。


―まんが家として大切な事は何ですか?


 どんな小さなことにも反応する神経と、強い体力ですね。


―性格を自己診断すると?


 小心で弱気、慢性欲求不満。


―最後に、まんが家を目指す人にアドバイスを…。


 やめた方がいいですよ。泥沼ですぞ、この道は……!!



 

田森庸介「ファイアードッグ」解説


 
 このゴジラのきぐるみ自画像はちょっと珍しいかも。
 趣味仲間でもあった田森庸介の単行本解説で、自身の多彩な趣味も伺える内容。



 しばらくの間私は、彼が漫画家である事を知らなかった。
 なによりビデオ仲間である事が先行して、ハードやソフトの話に熱中していたからだ。
 ビデオの話から映画の話、SF、ホラー、プラモデルの話をわいわい言いながら経由して漫画界の話にたどりつき、彼の作品のコピーを見せてもらったのは、かなり後の事だ。

 連載中の作品は未完となってしまいましたが、和田ワールドのスター達は永遠に不滅です。
 和田先生、いままでありがとうございました。