情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

小島功「ヒゲとボイン」がしばらくの間休載とのこと

 ビッグコミックオリジナルで連載されている、小島功ヒゲとボイン」ですが、本日発売号をもって
 


 作者都合のため、しばらくの間、休載いたします。


 とのこと。
 基本的には毎回3ページだったのですが、前号は2ページに減ページ*1だったのでどうかしたのかなーとは思っていたのですが、こうなりました。


 1974年7月5日号(1974/06/18発売)*2より連載開始され、36年半に渡って休み無く掲載されてきたのですが、ここで一旦終わり、と考えて良いんですかね。


 「ヒゲとボイン」というと、ユニコーンのアルバムヒゲとボイン思い出される方も多いと思うのですが、もちろんこちらがその元ネタです。


 小島功は先日、朝日新聞の風刺漫画から引退するという発表があったばかり。
 現在御歳82歳、もうすぐ83歳ですから、やっぱりもうキツイんでしょうか。


 アサヒ芸能で連載している「仙人部落」は今確か2650回かもう少しって所だったと思います。
 こちらが唯一の連載となるのか、こっちも休止しちゃうのか。どうなるんでしょ。


 ちなみに、エンターブレインから出た単行本ヒゲとボイン (ビームコミックス)のあとがきでは

 当時、20本以上の連載を抱えていた


 とのこと。基本的にページ数の少ない大人漫画とはいえ、無茶苦茶だろう・・・。
 そんな状況から30年以上続けるってとんでもないですな。


 考えてみるに、仙人部落は50年以上、ヒゲとボインが35年以上、コオ釈西遊記も10年以上やってたし、オシャカ坊主列伝も10数年やってたはず。
 継続年数が10年を超える連載の数は世界記録なんじゃあなかろうか。


 可能ならば復帰を望みたいところです。
 といったところで今回はここまで。

余談


 ビッグコミックオリジナルは、1973年までは、ビッグコミックオリジナル増刊として毎月1日発売。
 「あぶさん」などはそこからシリーズ開始されていましたが、小島功は「逢魔ヶ辻」という作品を掲載しており、隔週化された後にこの「ヒゲとボイン」が開始されました。
 なので、作品としては「あぶさん」「流浪雲」の方が長いってことになります。


 ビッグコミックオリジナルのショート陣では、中島徹玄人のひとりごと南倍南勝負録 玄人(プロ)のひとりごと 11 崖の上の玄人の巻 (ビッグコミックススペシャル)も2010年春から休載中。
 復帰予定とかどうなってるんでしょう。

*1:今号も2ページ

*2:当時は毎月2,18日の月2回発売