情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

国会図書館に納本されてない最近の漫画単行本レーベルとか




 エロに限りませんよー。
 ということで、まずはこちらの記事をご覧ください。


 これは漫画だとエロに限ったのが特に多く納本されていない、という話なんですが、そんだけじゃあないんです。
 以前ちょっと調べものをしてた時に気づいたんですが*1、漫画でも、編集部なのか出版社の方針なのか、納本をしてないのが結構あります。
 こちらから国会図書館の蔵書が検索できます。


 今、もう少し調べてみただけで、かなりひどい状況。どうなってるんだ。
 気になった方、自分の好きな作家名で検索してみてください。


 雑誌レベルで話をすると、以下の雑誌に掲載された作品、というかそのレーベルの単行本はちゃんと納められていません。
 (なぜか歯抜け的に一冊だけある場合も。よつばと!の7巻とか。誰かが寄贈した?)

  • 雑誌名(出版社)
    • 未納本の作品で有名どころ


 四コマ系ボロボロっぽい。重野なおき小坂俊史のもほっとんど無いなー。



 コレ実際は編集プロダクションの責任になるのか、出版社の責任になるのかわからないんですけど、表紙や帯の無い状態で収蔵されるのがイヤだ、という抗議の意味もあるのかなあ。
 まさかねえ。


 そんなこんなで、メディアミックス・アニメ化・DVDされた作品だと、DVDやドラマCDは映像資料として納本されてんのに、本体は無いなんていうおかしな事態になってたりもします。
 ランドリオールなんかそうですね。



 漫画家さん自身はどう思うんだろう。
 「タダ読みされなくて嬉しい」なのか、「自分の本が残らない可能性があるのは悲しい」なのか。
 自分のが納本されてない方は、著者見本から一揃い国会図書館に送るってテもありますよーといって置きたい。


 漫画家さん、出版社の方、ちょっと考えて欲しいです。
 国会図書館に限らなくてもいいんです。現代マンガ図書館でも米沢嘉博記念図書館でも、どこかにたった一冊残っていて欲しいだけなんです。


 ただこれ、最初から携帯配信されて単行本にもならない作品なんかどうなのよ、って話でもあります。
 納本もなにもあったもんじゃあないし、どこにも残らずに、遠い未来に再度出会う事の出来なくなる作品というのは(それがエンタテインメントの本来形だとしても)やはり悲しいものです。


 どうするのが良いんでしょうねえ、ホント。




*1:確か、新谷かおるを調べてたんだった

*2:少年画報社も納本してないので、おがきちかの単行本は1冊も国会図書館に無いです。

*3:アワーズ、月刊ヤンキン