今日読んでた本に衝撃的なことが書いてあったので引用。
魚はすべて、あるいはほとんど食用に適しており、恐ろしい神経毒を除いていない場合の日本のふぐは例外である。それは大変人気のある料理だが、うまく調理されていないと食べるのは危険である。
ごくわずかな量の毒でも、激しく刺すように死に至らしめるのに十分なのだ。唯一の慰めは、腕の悪い料理人は伝統的に、セップクして自殺しなければならないことだ!
(強調は引用者による。)
載ってたのはこの本。「第2章 食材 III 魚」P30より。
ジャン・ヴィトー著「ガストロノミ―美食のための知識と知恵 (文庫クセジュ)」。
原書は2007年にフランスで「La gastronomie」として出版。冗談として書いてる・・・んだよな?
フランス人が読んだらネタとして受け取らないんじゃないかと少し心配です。
そもそも武士以外でセップクって・・・。
他の日本に関する記述は、あとがきに少しあっただけですが、こっちは比較的まとも。
日本のガストロノミとしては、スシ、サシミ、ヤキトリ([テンプラにひきつづき]もう一度、これはポルトガルの調理法の日本への応用である)がヨーロッパに広がったが、フォンデュの一種で熱いスープに肉や魚や茸を浸す「シャブシャブ」も、京都の禅寺で出す大豆だけで構成するベジタリアンメニューも広まっていない。
あとがき P149より。
やっぱり微妙か、それとも翻訳の問題なんだろうか。