2009-06-14 築地(テオドル・ベスター、2003年) 読書記録 築地市場をその成り立ちから現在に至るまで時に俯瞰的に、時に繊細に描いてみせる。 文化人類学的見地から、ってよりも自分が面白そうだと思ったから、って入り方ではあるが、これは良著。 日本橋の魚河岸、芝の浜などから現在への歴史を知ることも出来る。 築地 テオドル・ベスター もちろん、ここに書かれたものからどんどん変化していくのだ、ということは筆者自身ものべているのだけれど、逆に日本人にはこういう切り取り方はできなかったろう、と思わせる部分も多かった。 オススメです。