情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

ここ最近読んだ本

  • ザ・テラー
    • これは冬に読むべき小説。夏に読んだら魅力1/3減くらいだと思う。長いんだけどグイグイ読ませます。怖い・・・かはちょっと微妙ですが。
  • 女提督の凱旋
    • 戦艦から空母へとの戦術変更になぞらえてるんですかね。しかし、そこまでするのに死刑の無い世界ってどうなんだろう。自殺者が増えるのか?宗教が関係ないから増えないのか?
  • 次元侵略者
    • 分枝世界はあるけど時間は移動できない、というとキース・ローマーの多元宇宙と基本アイデアとしては同じなんだけど、そこから一ひねり。最後はデウス・エクス・マキナっぽいけど・・・。
  • ジャガイモの世界史
    • 新大陸からもたらされた食物が飢餓を如何にして救ったか。食肉の為の穀物生産を全て人間用のジャガイモに切り替えたら、とか考えちゃいますよね。クジラは賢いから殺しちゃ駄目ですけど、牛が餓えるなんて!って言われるか。
  • 流れ星を捕まえろ
    • 微妙な邦訳タイトル。あれだ、女は怖いね。「歴史の館」はネトゲRPGっぽくてやな感じだ。失われた先人の技術と同じに行くって結構厳しいと思うよ、実際。
  • 幻影への脱出
    • そのままタイトルを訳すと「夢見る地球」とか「夢幻の地球」とかそんな感じでしょうか。麻薬と平行世界テーマ。それは救いかどうか微妙。
  • サッカーパンチ
    • これもある種の「ジャパネスク」小説。八百比丘尼をヤクザと宗教団体とアイキドウの技とかを使うジャーナリストが追っかけまわす、というのを本当は日本に詳しい作者がわざとらしく書いた物。ちょっと説明としてアレか。まあそんな感じ。
  • アメリカン・ギャングスター
    • メインタイトルもだけど、その他の物語達もまた興味深い。ニューヨークのイメージがまた微妙に変化してくる。
  • テラの秘密調査官
    • エネルギー資源に対するアイデアが時代変化に置いてかれてるけど、現地住民に対する接し方としてはこういうのもアリかね。平行進化論ってこの頃もうあったっけ?
  • 全国アホ・バカ分布考
  • ヨコハマ洋食文化事始め
    • 図版も豊富で面白い。ただ、ここで書かれる「庶民」というのは実際には全人口のうち上位数パーセントに属する高所得者層だったんだろうなー、とも思える。「コロッケの唄」はクリームコロッケだった、みたいな話も含め。
  • まわりまわって古今亭志ん朝
    • よってたかって古今亭志ん朝の姉妹編ですか。故人に対するってのを差し引いても、それぞれのある種複雑な思いが伺える。弟子に対する口上もいいね。
  • 反逆者の月2
    • 出世スピードがものすごいことに。敵方生命体のイメージがいまいち分からん。ケンタウロスタイプねえ・・・。宇宙空間向きっぽくないんだけどなあ。ダハクはメタル・ビーチ(リングロド)で脳内変換されてます。
  • カップ酒スタイル
    • 東海道五十三次カップ酒がメイン企画だろうけど、それ以外も随所にこだわりと、それをも笑い飛ばす感覚があって面白い。野外での飲み*1、花見じゃないにしても、春か初夏に戸外でのピクニックOFFとかやったら気分良いんじゃないかな、とか思う。誰に提案すればいいのかは分からんけど。


ザ・テラー―極北の恐怖〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)ザ・テラー―極北の恐怖 (下) (ハヤカワ文庫 NV (1157)) 女提督の凱旋 上 (ハヤカワ文庫 SF ウ 16-16 紅の勇者オナー・ハリントン 8)女提督の凱旋 下 (ハヤカワ文庫 SF ウ 16-17 紅の勇者オナー・ハリントン 8) 次元侵略者 表紙 ジャガイモの世界史―歴史を動かした「貧者のパン」 (中公新書) 流れ星をつかまえろ 表紙 幻影への脱出 表紙 東京サッカーパンチ (扶桑社ミステリー) アメリカン・ギャングスター (ハヤカワ文庫NF) テラの秘密調査官 表紙 全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫) ヨコハマ洋食文化事始め まわりまわって古今亭志ん朝 反逆者の月2―帝国の遺産― (ハヤカワ文庫SF) カップ酒スタイル (ちくま文庫)




*1:飲めない人は「長屋の花見」(お茶)だっていい