前回(昭和三十年代初頭の大阪・阿倍野)に引き続き、昭和三十二年、1957年のキネマ旬報6月上旬号より映画広告です。
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- 「チャップリンの百万長者」RCC。
- これ、現在は「チャップリンの醜女の深情」というタイトルです。ASIN:B0000A02F8
- 「恐怖の弾痕」、「わが胸に虹は消えず」、「サラリーマン出世太閤記」、「忘却の花びら」東宝。
- 4作品見開き広告。いずれも未ソフト化。
- サラリーマン出世太閤記はこの後シリーズ化され、全5作が制作されました。
- 4作品見開き広告。いずれも未ソフト化。
- 「抵抗(レジスタンス) 死刑囚の手記より」新外映。
- フランス映画。未ソフト化。
- 「怒涛の兄弟」「毒婦夜嵐お絹と天人お玉」「謎の紫頭巾 姫君花吹雪」「源平恋合戦」新東宝。
- いずれも未ソフト化。
- 「幕末太陽傳」「今日のいのち」日活。
- 幕末太陽傳は幕末太陽伝とも。ASIN:B00006YXRV。「居残り佐平次」を基礎に「品川心中」「お見立て」など落語ネタを入れながら洒脱に作られた快作。
- 「今日のいのち」は未ソフト化。
- 「土砂降り」松竹。
- 未DVD化。ビデオにはなってたみたい。ASIN:B00005G2Q0。
- 「ドラゴン砦の決戦」映配。
- 西部劇。未ソフト化。
- 「栄光の旅路」パラマウント。
- 未ソフト化。
広告デザインとしてみると流石に50年前だけあって古いんだけど、映画広告の本来的な姿ってこうなのかな、とも。
また、この時期に撮影されていた日本映画が「撮影進捗状況」というページに纏められてるんですが、ものすごい数かつ大作揃いです。ここにあるだけで40作品。
この年の日本映画の総封切り本数は443本、総入場者数は1,098,882千人、つまり、10億人越えてたんですな。
(http://ujf.navicross.jp/sid=GaEtVD15YrsAAFmyypMAAAAG8/a/top.fcgi?::xcode=statisticsより)
といったところで今回はここまで。