ヤクザ×大震災、それが「任侠沈没」。
ということでついに完結です。
昨年夏の集中連載から1年ちょっと、もんのすごく楽しませていただきました。
- 作者: 山口正人
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2007/10/09
- メディア: コミック
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アマゾンにまたしても書影がないようなので、これが表紙。帯アリと帯なし。
一巻は赤、二巻は青、そして三巻は紫。
この3巻もとんでもない展開の連続で、圧倒されること間違いなし。
主役もそれ以外もものすごいです。
以下の画像で※が前についているものは、ネタバレ満載のためボカシをかけています。ご了承ください。
主役はもちろんこの人、ヤクザ用語に直さないと何も分からない男、大紋寺龍伍。
宇宙へ、そして星に・・・。
物語当初から龍伍に付き従って来た清川四郎太と、ヨネこと佐藤米七。
この二人に関してもとてつもない秘密が明かされます。
この巻の影の主役と言っても良い、中学の時分科学部だった芋橋源左衛門。
伝書鳩、硫酸、飛行船、はてはスペースシャトルとの通信回線を開く、と八面六臂の大活躍。
この世界の科学部はすごすぎます。
5ヶ月間地下に閉じ込められながら生還した男、渋谷亀吉。
その目的とは!
※
そして、かの国の将軍様も大登場。
息もつかせぬ展開が襲い掛かってきます。
また、私の記憶からですが、後日談含めて20ページ以上の描き下ろしがあります。(殆どのページにノンブルが無いんでページ数ずれてるかも)
26,27ページの見開き、118,119ページの見開き、171、172ページのシークエンス、174,175ページの見開き(歌)、192,193ページの見開き、202,203ページの見開き、208ページ以降全てが雑誌掲載時には存在してなかったはず。
中でも圧巻は174,175ページに挿入された赤竜組組歌を龍伍が謡うこのシーン。
赤竜組組歌「月と任侠」作詞・園山連司/作曲・清川四郎太/歌・芋橋源左衛門とレッドドラゴン(G.R.D.)*1
もちろん、JASRACには登録されていません。
解決編および後日談はぶっちゃけ文字だけですが、その内容はまたとんでもない。
※
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そして、奥付よりもさらに後ろに本当の、そして謎の深まるエンディングが・・・。
・・・かくしてヤクザは伝説になった。
「任侠沈没」お読み逃しなきよう。
#そのまま紹介するのは無理。何を書いてもネタバレになっちゃうんですよ。ああ、もう、難しい。
*1:Genzaemon and Red Dragon でしょうか