情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

山口正人「任侠沈没」第一巻、ついに発売。



 ヤクザ×大震災=??? その答えがここにあります。


 

任侠沈没 (1) (ニチブンコミックス)

任侠沈没 (1) (ニチブンコミックス)


 アマゾンにまだ書影がないようなので、これが表紙。帯アリと帯なし。
任侠沈没 表紙 帯 任侠沈没 表紙 帯なし





 帯には「邪魔する奴は隕石だろうとぶった斬る!!」*1
 カバー見返しには「地球は生きていた。任侠道をもって・・・。」
 任侠沈没 表紙見返し


 別冊漫画ゴラクで連載中のこの作品、もともとは三話集中連載でしたが、好評を博したのか連載化され現在に至っています。



 この漫画の面白さを読んでいない人に伝えるのは非常に困難なので、第一話から少しだけご紹介。


 自分の組の組長に妻子を殺された主人公、大紋寺龍伍が復讐を決意し、カチコミをかけるバス内で子分達に決意表明します。


 任侠沈没 01


 ・・・が。


 任侠沈没 02

 任侠沈没 03
 任侠沈没 04


 えー!


 任侠沈没 05
 任侠沈没 06



 
 自分を含めて3人を残してバスに同乗していた子分は全滅、ここから旅が始まります。
 地割れ、崖崩れ、竜巻、津波、バズーカ、自衛隊、全てが敵、全てが乗り越えるべき障害。


 しかしこれはまだまだ序の口、2巻以降に収録されるであろう話では、暴走族が、伝書鳩が、不死身のモンスターが、アメリカ軍が、NHKの集金人が!海で、噴火口で、温泉で、氷河で、戦艦で!
 予想もつかない超展開が襲い掛かってきます。(↑のは全部本当ですよ)




 巻末にはこう書かれています。
 任侠沈没 最後

 誰にでも平等に
 大災害は起こる
 それは
 貴方にも
 ヤクザにも―――。


 「任侠沈没」お読み逃しなきよう。
 任侠沈没 バック


 AMAZONISBN:4537106816
 日本文芸社のページ>http://www.nihonbungeisha.co.jp/books/pages/ISBN978-4-537-10681-7.html



#最初はタイトルが駄洒落なだけかと思ってたんですが、さにあらず。何でも(三国志でもタクシードライバーでも)ヤクザ化させる山口正人ならではの(ある意味)鬼気迫る作品になっています。


*1:作中で本当に斬ってます