情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

地下沢中也「預言者ピッピ」1巻を推す


 今日の記事は少し提灯記事っぽい部分があるので、記事内容については各々で判断してください。理由は最後に。
 ただ、結局作品自体の評価は読んだ人各々のものなので、興味があったら読んでみても良いんじゃないの、止まりなんですが。いつものことながら。

 
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 さて、今月26日頃*1、以前の予告から遅れること約4年。
 ついに「預言者ピッピ」の1巻が発売されました。




 

預言者ピッピ (1)

預言者ピッピ (1)


 アマゾンはまだ書影入ってないんで*2こんな感じ。帯付きではこう。右が帯取った状態
 預言者ピッピ 表紙 帯


 現在、講談社のイブニングで「片岡さんちのクリコちゃん」を連載中の地下沢中也の長編。
 第一部が全7話なので、そこまで収録されるのかと思っていたのですが、1〜5話までが収録されています。
 


 主にギャグ・コメディ漫画を描いている漫画家ですが、これはシリアス、かつ、SF的設定を持つ作品です。
 地震予測用のロボットがさらにその先を預言した時、人類に何がもたらされるのか。
 その結末は未だ発表されていません。




 GoogleYahoo!のブログ検索結果を見ても
 Google
 http://blog-search.yahoo.co.jp/search?fr=top&ei=UTF-8&p=%E9%A0%90%E8%A8%80%E8%80%85%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%94


 「待っていた」「やっと出た」「もう出ないのかとあきらめかけてた」という声が多いのですが、それもそのはず、元々は2003年に発売されると予告され、その後まったく音沙汰がなかったんですわ。
 下の画像が2003年時の予告。(この予告が載ったCOMIC CUE Vol.300*3は2003年5月に発売)


 預言者ピッピ 単行本予告


 


 「連載」でもあったので、次回予告もされていました。
 預言者ピッピ 次回予告



 7話での作者コメントでは
 預言者ピッピ 作者コメント


 次回から物語はラブロマンス方面へと進んでいく予定

 と書かれていたのですが・・・。*4



 結局、COMIC CUE自体が、Vol.400が2004年に出ると予告されながら、2007年4月末日現在、まったく予告も何もなしのままなんですね。
 COMIC CUE 予告


 まあ、このVol.400で企画されてていた文藝作家×マンガ家コラボレーションって企画自体がVol.4*5の焼きなおしな上に後発のもの*6に追い抜かれちゃっていまさらやる意味が無くなってるのも事実ではありますが。
 江口寿史が関わっている以上、出ると言っておいて出ないのは正常運転というか予測どおりというかではあるんですけどね・・・。


とにかく、ギャグの地下沢中也しか知らない人はこれを読むとかなり印象が変わるでしょうし、ゾワゾワくる作品を読みたい、という方にもお勧めの作品です。





#なにがどう提灯記事なのかというと、色々あってサイン本が手元にあるのです。いやもちろん、それ抜きでも面白いのは確かなんだけど、書いとかないとフェアじゃないですよね、多分。
預言者ピッピ サイン

*1:なのかどうか。奥付は2007年5月5日になっている

*2:2007/05/03 取り消し線。帯なしの画像が入ったので帯なしを削除

*3:これはこれで非常に面白いのですが。ドラえもんの秘密道具を題材にしたアンソロジーというかトリビュートというかムックというか

参加メンバーは小原愼司羽海野チカ、チーム紅卍、なにわ小吉、とり・みき、小田扉朝倉世界一南Q太おおひなたごうさそうあきら阿部潤いましろたかし福島聡、岩岡寿枝(岩岡ヒサエ)など

*4:エリザベス・フレイザーですか。最初の一枚選ぶならこれかなあ。

Stars & Topsoil: Collection 1982-1990

Stars & Topsoil: Collection 1982-1990

*5:ISBN:487257124X

*6:たとえば

月館の殺人 上 IKKI COMICS

月館の殺人 上 IKKI COMICS

少年少女漂流記

少年少女漂流記

など