情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

入江喜和の新刊「おかめ日和」がやっと発売



 前回の単行本「昭和の男」の2巻が2005年の2月だから2年と2ヶ月ぶり。
 あれやこれやに比べると、やっとって程でも無いですか。


おかめ日和 (KCデラックス BE LOVE)

おかめ日和 (KCデラックス BE LOVE)

 
 入江喜和は一時期のモーニングを読んでた方には御馴染みの漫画家だと思いますが、この作品は講談社でもレディース雑誌のBE・LOVEに2005年21号〜2006年10号まで*1連載されただけに知らない、気付いてなかったという方も多いのでは?
 しかし、デビューが青年誌(モーニング)でそのあと女性誌に移るってのも珍しいですかね。



 作中では奥さんの方もダンナの方も、少々誇張されては居ますが、こういう人いますよね、実際。
 巻末にはおまけで「亀田家カレーの作り方」も載ってます。
 
おかめ日和 おまけの頭部分



 入江喜和*2の作品はこれ以前にモーニングで連載されてたどれもオススメです。
 どの作品も、なんというか、どこかズレた駄目な(でも憎みきれない)男が登場するのが良いんですわ。




 ただ、今から入江喜和の旧作を買おうと思うと、ちょっと厄介な場合も。
 「昭和の男」は新品がちゃんとまだ売ってます。ISBN:4063724107,ISBN:4063724174
 これは昭和な爺さんの話(乱暴すぎますか)




 「杯気分!肴姫」もコミックパークのオンデマンド出版で新品*3が買えますが、どうも良いお値段過ぎる。
 ちょこっとプレミアついてても古本*4の方が良いかも知れない。
 地道に探すよりはオンデマンドのほうが速いけど・・・。
 これは小料理屋の話、プラス、一種の恋の話かな。




 ところが、「のんちゃんのり弁*5は古本で買うしかないんですかね。文庫化や電子書籍化もされてない。
 これは、TVドラマ化されたこともあって1〜3巻は結構な数が出たみたいなんですが、最終巻*6の4巻はほとんど見かけないんですわ。
 タイアップが終わればもう用済みって感じで増刷かけなくなるのはいずこも同じってことですかね。
 あ、これは駄目亭主と別れて子供を育ててるけどまた駄目旦那が絡んできて・・・って話。


余談

 複数冊で1組の本を古本でそろえようとする場合

  • セットで買う
  • バラで揃えるなら、後ろ(最終巻)から順に遡るように買って行く

 というのが定石です。
 とにかく「1巻から順に買う」ってのは、現在でも増刷がかかってる、新品でも買えるって本じゃない限り厳禁です。


 なぜなら、キキメになっちゃってる巻が手に入らないが故に、その巻の為だけに全巻セットを買っちゃうことになる羽目になったりするんですよ。
 そうなる前に新刊で買っておけって話かもしれませんが、流石に自分が物心付く前のとかだと仕方ない場合もありますし。


 とにかく古本は現物一本。買わずに後悔するよりもかって後悔せよ、ってことです。
 まあ、高い金出してネットオークションで買った本が、翌週くらいに近所の古本屋の100円コーナーにあった、なんてのも珍しい話じゃないんですけどね。



*1:2006年3〜6号は休載

*2:あー、そういえば新井英樹の奥さんらしいですね

*3:http://www.comicpark.net/cm/comc/detail-bnew.asp?content_id=COMC_AKC00553

*4:ASIN:B00007CFBP とか

*5:セット:ASIN:B00007CFBO 4巻のみ:ISBN:4063285790

*6:いやでも、あとがき漫画にはこのあとも続く、みたいにかかれてるし未完なのかもしれません