空気系漫画、雰囲気系漫画に関して少し古めのを挙げておく

　『空気系』記事のまとめ http://blog.livedoor.jp/m_s_r/archives/50640747.html　とかの話。
　なんでか誰も触れないのや、ちょっとメインストリームから外れてるのに関して。
　アレだ、「俗」であることを無駄に嫌いすぎてるんじゃないのかしら。
　以下、箇条書き記法で。

• 辿るならば、ジュン@石森章太郎とか。ストーリーを描かない漫画の系譜。
  • ガロ、COMの世界。
  • 永島慎二はまだ物語性が強いか。つげ義春は私小説の系譜。
  • 同棲時代@上村一夫なんかどうか。
  • 滝田ゆうの一連の作品とか。
• 世界の構築、というのを考えるとイバラード@井上直久なんかも。世界を見せるためのSF・ファンタジー。
  • アタゴオル@ますむら・ひろしはその時の気分が反映されすぎて、空気が統一されて無い。
• 「キャラクターは世界を離れない」というけれど、世界に囚われているのかもしれない。
  • 同じところをぐるぐる回り続ける物語。
  • 大四畳半、男おいどん@松本零士とか。非モテ魂。
  • 東陽片岡の描き出すあの世界。
• オヤジ雑誌の長期連載は、進展や変化があってはいけないが故に空気漫画と化したのかも。
  • 独身アパートどくだみ荘@福谷たかし、まんだら屋の良太@畑中純、まるごし刑事@北芝健×渡辺みちお。停滞、または金魚鉢の中の嵐。
  • じゃりン子チエ@はるき悦巳はどうか。
  • ミナミの帝王@天王寺大×郷力也あたりは、狂言廻したる主人公は結局何も起こっていない。台風の目？
• いつみても同じな作品、作家
  • 安心感とマンネリの境目。
  • 艶笑漫画は空気系たりえないのか。(小島功、宍倉ユキオみたいのね)
  • 成田アキラの虚実入り混じってるけど常にピンクがかった世界。
  • かりあげクンの恐ろしさ。ほんにゃら時空。
• 行き着くところまで行ったらどうなるか
  • 今は絵本作家だけど、たむらしげる、佐々木マキあたりとか。

#すこし違う気もしてきた。でも、結局は同じところに向かっているのだと思う。