情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

『涼宮ハルヒ』に至る道、あるいは四歩ほど下がったSF入門、もしくは笛座輪芸氏と涼宮ハルヒ。


 というタイトルだけどちゃんとまとまってないエントリー。
 

結論になるはずだった何か

挫折の理由


 超能力テーマのSFは多いんだけど、元祖がどれかってのと、特定の目的に限定された*1、かつ、発揮条件が限定された能力というと何だろうかってところで分かんなくなった。
 のと、もう酒廻ってあんまし書く気が無くなって来た。

本論


 四歩のうち、1歩はアニメの分、1歩はライトノベルの分、1歩はジュブナイルの分、1歩はその後のSFの分。

 「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者が いたら、あたしのところに来なさい。以上」


 ここで提示されている非日常的要素を持つ人(?)の元祖って何かっていう話を考えた。


 で、ハルヒ


 H・G・ウェルズの「The Man Who Could Work Miracles」(1898年) *2 *3では、主人公がある日何の脈絡も無くいきなり奇跡を起こす能力を手に入れる(ただし自覚有り)。その気になれば世界をリセットすることも可能。
 ISBN:4488607055 などに収録。

 これは世界変革能力を持つ人間の出てくるSF小説の嚆矢といえるはず。
 また、この作品内で「過去の改変によるパラレルワールド生成」(世界リセット)というアイディアも提示されている。


 基は同じで広がって来たもののうち一つ。

  • 未来人テーマ
  • 超能力テーマ
    • 伝心、透視、瞬間移動、念動、接触過去視、予知、超知能、変身、・・・
    • ↑みたいな一般的(?)超能力と、その物語限定で作られた概念との差
  • 世界変革能力者
    • 「自覚の無い神」テーマ?最後まで気付かないか、いつかは気付くか
    • 与えられる意味のあるなし。



 「笛座輪芸」氏はながいけんの漫画に登場する超能力者。
 この名前のモトネタが「奇跡をおこせる男」の主人公「フォザリンゲー」(Fotheringay)氏*4


 これに倣えば「笛座輪芸嬢'03」っていうタイトルにもなりえたかも。
 まあそれは無いんですが。





 笛座輪芸氏は退屈すると月をパズルにして遊ぶんだっけ。
 3つのしもべを呼べる>これはバビル2世@横山光輝だ>あ、でも特殊なのは3人か。





 もうまとまんないな。
 ・・・といった所で本日はここまで。


#ながいけんは今どうしてるんでしょうかね。

*1:結局は自分自身のためには使えそうに無い

*2:http://www.litrix.com/miracles/mirac001.htm で読めます

*3:邦訳タイトルは数種類あって、「奇跡をおこせる男」「奇跡をおこす男」「奇蹟を起した男」「奇蹟を行う男」など

*4:これも訳によって微差。この表記は創元版準拠