今週読んだ本 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

ロボット物語 (スタニスワフ・レム) ISBN:4-15-010467-0
日本三文オペラ (開高健) ISBN:4-04-124202-9 *1
日本アパッチ族 (小松左京) ISBN:なし *2
辻静雄コレクション第2巻(料理人の休日、エスコフィエ) (辻静雄) ISBN:4-480-42003-7
真実ヴェリティの帰還 (ロビン・ホブ) ISBN:4-488-56205-1,ISBN:4-488-56206-X
火星航路SOS (E・E・スミス) ISBN:4-15-011555-9

ロボット物語
- やっぱり読んでて楽しい。「宇宙創世記〜」の時にも落語的と思ったけど、これにはまんま蒟蒻問答の様な話もあったり。
日本三文オペラ・日本アパッチ族
- どちらも同じく（？）大阪のアパッチ族の話。どちらにも共通するのは、物凄い熱気というかエネルギー、(皮肉混りではあるけど)状況のせいにして不貞腐れない楽天気質、不条理なものを不条理なまま受け入れて飲み込んで行くこと。名前で見れば同じネイティヴ・アメリカンだけど*3、多分、モヒカン族とは相容れないんだろうなあ。
辻静雄コレクション
- で、↑の開高健も小松左京もあの辻邸の晩餐に招かれてた人だっけ、ということで。*4そういえば、辻先生が監修された「フランス料理総覧」の邦訳は未だに絶版中のままなんですよね。どこかが復刊してくれないものでしょうか。英語版*5なら簡単に手に入るんだけど・・・。
真実の帰還
- シリーズが進むごとに分厚く、価格が高くなってます。これなら無理に上下にせずに3分冊でもよかったのでは？1冊1500円ってもう文庫の値段じゃ無いですよ。で、自分自身を全て注ぎ込むことで作り出す超常の生物、ってネタは何が元祖になるんでしょうか。
火星航路SOS
- これ、旧版の定価の倍額なんですね。各惑星に〜星人が居て、通信に使うのが真空管ってのが良いですね。