ふと疑問に思ったので分かる範囲で調べてみました。
条件は以下の通り。
- 漫画家、もしくは漫画原作者を対象とする
- 漫画でありさえすれば各連載のページ数や内容は問わない
- 原作付き作品は漫画家・漫画原作者どちらも1作品としてカウントする
- 漫画家兼原作者の場合、同一人物としてカウントする。別ペンネームも同一人物としてカウントする。
- 2005年3月の時点で週刊で刊行される雑誌、日刊新聞に最低一つの連載を*1持ち、かつ、それ以外の定期連載を持っていること
- たとえ頻繁に休載したとしても隔週・シリーズ連載とされていなければ有効な連載と認める*2
- 週刊誌に掲載されていても隔週連載・不定期連載・シリーズ連載は認めない*3
- 増刊号等にゲスト的に掲載されるのはカウント対象外
これはあくまで私が自分勝手に調べたものなので、抜け等在るかと思います。間違いを発見された場合、ご指摘をお願いいたします。
連載の数が多すぎたり、把握しきれないものは詳細不明とさせていただきました。ある程度分かる場合は他、としてます。
また、週刊漫画誌をベースに探し始めたので、隔週誌で複数本持ってる人は抜けているでしょうし、タイミング的に連載が終わった直後だったりすると入っていません *4
そして、どうカウントしていいか分からなかった人も抜けています。*5
結果一覧(一応あいうえお順)(現在64人)
- 阿部秀司
- いしいひさいち
- 詳細不明(新聞漫画、他多数)
- 板垣恵介
- 週刊少年チャンピオン:バキ
- 隔週イブニング:餓狼伝
- 植田まさし
- 詳細不明(新聞漫画、他多数)
- 江川達也
- 週刊ビッグコミックスピリッツ:日露戦争物語
- 週刊SPA!:にあいこ≒るリアル
- かざま鋭二
- 週刊ヤングサンデー:ひかりの空
- 隔週ビッグコミックオリジナル:風の大地
- 倉科遼
- 週刊ビッグコミックスピリッツ:DAWN-陽はまた昇る-
- 週刊漫画サンデー(司敬名義をあわせて三作品):女優、Dreams、沙也可
- 週刊ヤングジャンプ:夜王
- 週刊漫画ゴラク:女帝花舞
- 隔週ビッグコミックスペリオール:エグジスタンス
- 隔週ビジネスジャンプ:嬢王
- 隔週別冊漫画ゴラク:クラブアンダルシア
- 月刊漫画大衆:用心棒
- 月刊漫画大衆デラックス:紫陽花婦人
- 他
- 業田良家
- 週刊現代:アモーレニッポン
- ビッグコミックオリジナル:百年川柳
- 他
- 西原理恵子
- 詳細不明(新聞漫画、マンサン四コマ他多数)
- 東海林さだお
- 詳細不明(新聞漫画、タンマ君他多数)
- しりあがり寿
- 詳細不明(新聞漫画、他多数)
- 施川ユウキ
- 週刊少年チャンピオン:サナギさん
- 隔週ヤングチャンピオン:もずく、ウォーキング
- 中崎タツヤ
- 週刊ビッグコミックスピリッツ:じみへん
- 隔週ヤングキング:身から出た鯖
- 成田アキラ
- 詳細不明(週刊大衆など((テレクラ漫画などを描いてる人です)))
- 河承男
- 週刊漫画サンデー:沙也可
- 隔週ビッグコミックスペリオール:エグジスタンス
- 東本昌平
- 週刊ビッグコミックスピリッツ:CB感。REBORN
- 隔週ヤングキング:キリン*11
- 弘兼憲史
- 週刊モーニング:常務島耕作
- 隔週ビッグコミックオリジナル:黄昏流星群
- みずしな孝之
- 週刊ファミ通:いい電子
- 月刊まんがくらぶオリジナル:チクチワワ
- 月刊少年ジャンプ:ミズシネマ
- 他
- 水島新司
- 週刊少年チャンピオン:ドカベン スーパースターズ編
- 隔週ビッグコミックオリジナル:あぶさん
- 三田紀房
- 週刊モーニング:ドラゴン桜
- 隔週ビッグコミックスペリオール:マネーの拳
- やくみつる
- 詳細不明(新聞漫画とか週刊誌で時事漫画とか)
- やまさき拓味
- 週刊少年チャンピオン:さんごくし
- 隔週ALBA:小池一夫の至美ゴルフ(?)
- 吉田戦車
- 週刊ビッグコミックスピリッツ:殴るぞ!
- 隔週ビッグコミックオリジナル:フロマンガ
- 隔週イブニング:サマータンク
- 他
結果より
とりあえず、50人までは確認できました。見逃しが何人居るかは分かりませんが、100人は居ないでしょう。*12
これは多いのか少ないのか、どちらなんでしょう。
新聞漫画や総合週刊誌、ギャグ作家などで見逃しが有ると思いますし、月産ページ数を基準にすると全然違う結果になりそうです。つーか、倉科遼は月何ページってことになるんでしょう?
しかし、全漫画家の数に対してみるとどの位の比率なんでしょうか、これ。*13
週刊に限って考えると、現在週刊漫画雑誌は13誌*14あり、各誌で15〜16は連載があるでしょう。
ということは、200人かそれ以上が執筆しているわけで、その内1/4以下しか掛け持ちはやれてない、といったところでしょうか。
人気だけでは出来ませんし、筆が早くても人気がないとさせる意味が無い。そういったことを考えると、こんなもんなのかなあ、とも。
掛け持ち連載が一人もいない週刊漫画誌は、週刊少年ジャンプだけでした。
逆に、掛け持ち連載が一番多かったのはヤングマガジン。七人が掛け持ちです。・・・だからか。
休載のことは敢えて目をつむったので、実際の掲載実績とはかなり異なるかも。
ページ数を基準にすると四コマ・ギャグ作家はのきなみ消えますが、この基準だと結構残りますね。
調査に当たっては、雑誌公式ページ、作家本人のページ、ファンページ、はてなキーワード等を参考にしました。
公式ホームページが無かったり、あっても更新されてなかったり、連載作品が分かりにくい雑誌*15はどうにかして欲しかったですが。
修正履歴
*1:予告済みを含めて
*2:浦沢直樹の20世紀少年のようなのも週刊連載として認める
*3:これは冬目景や山下和美のような連載形態をどう扱っていいのか分からなかったため
*5:例:葉月京はヤングチャンピオン、ヤングガンガン、ヤングジャンプ、ヤングコミックで描いてるけど、それぞれ隔週・隔週誌での月1連載・シリーズ連載・月刊誌なんで月4本は確実に描いてる、けど週刊の連載は無い
*6:月1連載
*7:参考:http://www.koikekazuo.jp/japanese.htm
*8:1956年連載開始で、来年で50年目。もうすぐ連載回数2400回。
*9:こっちは1974年連載開始。連載30年超えてます。
*11:月1連載?
*12:倉科遼はプロダクションネームなので実際は複数人でしょうけど・・・
*13:誰かプロ漫画家が何人くらい居るか分かる方、いらっしゃいませんかね
*14:週刊少年ジャンプ、週刊少年マガジン、週刊少年サンデー、週刊少年ッチャンピオン、ビッグコミックスピリッツ、ヤングマガジン、ヤングジャンプ、ヤングサンデー、モーニング、コミックバンチ、漫画サンデー、漫画ゴラク、漫画TIMES
*16:野獣社員ツキシマはシリーズ連載でした