動物擬人化漫画って言っても、結構幅があるので、方向性で分けてみます。
前提と分類
一応、下記三条件を満たす作品です。
- 動物をモチーフとしたキャラが登場し、種別による差がちゃんとある
- 登場キャラ同士は共通の言語で意思疎通ができる(場合によっては通訳を介す)
- 「人間」(ホモ・サピエンス)は登場しないか、メインキャラではない
動物擬人化漫画は、こんな風に軸をとれるかと思います。これで中心付近になるのは何ですかねえ。「国家の猫ムラヤマ」あたりかも。
縦軸は「擬人化度」、横軸は「シリアス、コメディ(ギャグ)」。
動物そのままの姿ならより上に、って感じ。「けものフレンズ」は左下ですね。
右下
ボキャブラ天国風に言えば「シリヒト」
- BEASTERS(板垣巴留) 週刊少年チャンピオン
肉食獣、草食獣、家禽、猛禽。人の様な二足歩行形態になった、様々な動物たちが通う学園を舞台にした、青春ストーリー。
草食が肉食に食い殺される事件も起こりうる、奇妙な世界。
しかし、同級生のニワトリが産んだ卵が購買で売られる玉子サンドの具になってるなど、とんでもないネタをぶっこんで来たりもする。
左下
ボキャブラ天国風に言えば「コメヒト」
猫耳つけただけの美少女でも「猫」ってな感じのも結構あるから、どこまで、ってのもある。
実は、このあたりが数的には一番多いのではないかと思う。
- きつねとパンケーキ(遠山えま) まんがタイムジャンボ
獣属性を持たせた美少女漫画ってのは、ジャンルでもあるのだけど。
こういう感じのは、まあほかにも色々ある。
左上
ボキャブラ天国風に言えば「コメケモ」。
二足歩行になってても、獣度高いとこっちかなあと。
着ぐるみ・ぬいぐるみ的なデザインでもこの辺。
昨年30周年を迎え、擬人化動物漫画としては最長現役連載であろう。
一種のファンタジー世界ではあるが、時には旅し、時に哲学的な問答もあり、という作品。
峠で、自転車屋兼カフェを営むかわうそさんをメインに、動物たちが自転車ライフを楽しんでいる。
スケール比が現実の動物を反映してるわりに、肉食も装飾も仲良く暮らす世界。
中心付近?
歴史上初、「猫」が日本の総理大臣に就任!支持率最低!
という、一応な設定はあるが、時事ネタ風刺あり、人間も出る、でも主人公はAA的擬人化された猫だし、どの方向ともわからない。
まだまだ色々あると思うので、さがしてみてね。
みんな動物大好きフレンズで、たーのしー!
といった所で今回はここまで。