2016年度の週刊少年漫画誌の裏表紙広告は、Cygamesだけで全体の60.6%を占めていました。
なんと、全193冊のうち、117冊がcygamesのスマホゲームの広告だったのです。
「グランブルーファンタジー」93回、「シャドウバース」19回、「THE IDOL M@STER シンデレラガールズ STARLIGHT STAGE」5回(これはバンナムかもしれんけど、まあcygamesでいいでしょう)。
週刊少年四誌の裏表紙広告を、たった一社で60%以上出稿してたんですね。
特に、週刊少年サンデーは、48冊中45冊がCygamesの広告という突き抜けっぷり。
(ジャンプ:31/48冊、マガジン:35/49冊、サンデー:45/48冊、チャンピオン:6/48冊)
なんなんでしょうねえ、これは。
昨年も多かったのですが、今年はもう異次元ですわ。
2015年は、1年で31回だったので、グラブルだけでも3倍の広告出稿量なのに加え、シャドバとデレマスもあるもんだからもう。
昨年の記事はこちら。
グラブル広告ってのはこういうの。
シャドウバースは、このダークネスエボルヴちゃんの絵柄のを2週連続10誌に投入、さらにゴールデンボンバーのとかやってて、金あるなあ、と。
関連記事:史上初!?今週発売の週刊少年四誌の裏表紙広告が同一絵柄。すべて「シャドウバース」でした、少年誌・青年誌で、2週連続10誌もの裏表紙広告が同絵柄。「シャドウバース」煉獄が止まらない。
わかりやすく図にすると、こう。曜日の関係で同じ号が同じ週じゃないのに注意。
J:ジャンプ、M:マガジン、S:サンデー、C:チャンピオンで、色付けるとこうなります。
アイマスとグラブルのコラボってのもあったのですが、ベースはグラブルだったんで、この図ではグラブルにしてます。
こういうのね。
見てわかるように、45号以降は、それまで頑なに避けていたチャンピオンにまで浸食。
その辺りからは、2週間連続で同じ絵柄で裏表紙広告ジャックをしたの含め、スピリッツ・モーニングの青年誌にも同絵柄広告を掲載したりしてて、さらに出稿にかける金額上がってるんですよねえ。
関連記事:少年誌・青年誌で、2週連続10誌もの裏表紙広告が同絵柄。「シャドウバース」煉獄が止まらない。
各号の広告は以下の通り。先にも書いたように、ジャンプは、1号発売週がずれてます。
サイゲームス以外で3回以上掲載されてるのは以下の6種。あとは2回か1回。
- 6回
- 3回
偏りすぎにも程がある。
ちなみに、表4広告の料金は、ジャンプで350万円、マガジンで260万円、サンデーで150万円、チャンピオンで145万円。(いずれも基本定価)(参考:http://www.zasshi-ad.com/media/comic/boy/)
(350*31)+(260*35)+(150*45)+(145*6)=27570。二億七千五百七十万円。におくななせんごひゃくななじゅうまんえん。
ということで、サイゲームスは今年の週刊少年誌だけで3億円近くも出してるわけですね。
課金で一体いくらぐらい儲けてるんだろうか。
それでいてゲーム大会の賞金ケチったりしてるんだもんなあ。
わからん。
ところで、これらのゲームは、基本無料アイテム課金なんですが、18歳未満の場合は親の同意が無いと課金とか出来ない筈なんですよね。
それなのに少年誌にこんなに広告を出してるという事は
- 18歳未満の読者が少ないと踏んでる
- 18歳未満でも気にしないで出してる
どっちだろうなあ。1かなあ。
倫理観とかそういうもの考えると2かなあ。
これだけ出してますが、今年の中盤まではチャンピオンには無かったからこんなもんですんでいて、まだ余地があるということでもあります。
このペースでチャンピオンにも出していくとと、来年は占有率70%超えそうなんですが、どうなっちゃうんだろう。
といった所で今回はここまで。