- ことばの旅「鶏が鳴く東」「ベロベロカベロ」
- 民俗学というにはいささか素朴な、方言の収集とその解釈と。三十年前に書かれた本で、収集時期はさらにその前なので、現在では消えた言葉も多いだろうな。2冊目は、書かれた年代がまちまちの様だが、伝承と思考を縦横に飛んで、面白い。意味を追いかけるだけではなく、使用される現場に居てこそ書けるものも多い。
- 「ステーキ! 世界一の牛肉を探す旅」
- 美味いステーキを求めて世界をめぐり、最後には自分で牛を育てて食う所まで行き着いた話。穀物か草か、品種、生育環境、熟成、あらゆる要素を追う、そして食う。日本で牛タンに開眼したというのも面白い。
- 「オール・クリア」
- 「日本のタコ学」
- タコ研究をしている人たちの、一般向け啓蒙集。というと堅苦しそうだが、気楽に読めて面白い。学名の由来から、沖縄での新種発見、タコの種類と姿、タコのセックスまで色々。写真・図版も豊富で面白い。未知の世界はまだまだあるんですねえ。
- 「マタギとは山の恵みをいただく者なり」
- 「ヨシアキは戦争で生まれ戦争で死んだ」
- 「新宿末廣亭うら、喫茶「楽屋」」
- 特殊な場所に存在する、ちょっと変わった、それでも普通な喫茶店の店長による、想い出語りなど。時代の生き証人という言葉がふさわしい。師匠連の素の顔だったり、不思議で愛するべき側面だったり。内と外の感覚は、そうなんだよな。距離感は大事。
- 「テキヤ稼業のフォークロア」
毎週日曜日、twitterで読書感想つぶやきをしています。
その記録だと、(上下巻とかはあるものの)現在までに今年は350くらい。1日1冊程度。
やっぱり、活字の本はそんな読めないですねえ。*1
でもまあ、上位3%なら充分だろ、ということで10選んでみました。今年自分が読んだという事なので、発行日が古いのもあります。上下本とかはセットで。
*1:漫画雑誌は、週刊10誌×48、隔週10誌×24だけで600冊超えるのですが・・・