「人間や血液を主食として摂取する、または普通の人間よりも長生き」な存在が主人公や敵役など、メインにかかわってる作品がどうも最近多い気がするのです。
今日発売の週刊少年ジャンプで始まった、HACHI@西義之も、人間の血が切っ掛けで変身してるし、この中に入ると言って良いでしょう。
(HACHI@西義之より)
「超能力・能力バトルの1部ではない」「ゾンビではない」「超人ロックは違う」あたりがポイントかな。
たまたまなのかブームなのかわからんのですが、流行の波というにはゆるめ、でも数多いなあ位。
自分が読んでる範囲の雑誌と、あとは少年・青年誌をざっくり検索した範囲でこんなもん。(ややこしくなるんで、シーズンIIとか外伝とかの細かい表記は抜き)
週刊誌に掲載
- 週刊少年ジャンプ
- HACHI(西義之)
- 週刊少年マガジン
- 週刊少年チャンピオン
- 実は私は(増田英二)
- ビッグコミックスピリッツ
- ヤングマガジン
- ヤングジャンプ
- 東京喰種-トーキョーグール-(石田スイ)
月刊以上に掲載
- ジャンプSQ
- ジャンプ改
- 少年ライバル
- しー・おー・ちゅー Carbon Dioxide & Kiss(岬下部せすな)
- 少年ガンガン
- アフタヌーン
- good!アフタヌーン
- モーニングツー
- デビルズ・ライン(花田陵)
- 月刊アワーズHG
- 棺探偵D&W(光永康則)
- ヤングエース
- ブラッドラッド(小玉有起)
- コミックフラッパー
- コミックBIRZ
- ジャンプSQ19
・・・ひょっとして、講談社で多いってだけか?と途中で思ったけど、一誌で最多はジャンプSQなんですね。
少女漫画でも結構あると思うのですが、よくわからん。
黒執事とかそうだっけ?
たまたま以外に理由があるとすると、「設定として誰でもわかる」というのがあるんじゃあないかと思います。
吸血鬼ですよ、とした時点で
- 死なない・長生き
- 普通の手段では殺せない
- 太陽の光を浴びると灰になる
- 十字架やニンニクが苦手
- 力が強い
- コウモリになれる
- etc
という属性設定をほぼ説明無しに使えるので、キャラ付けがしやすい(逆に、これらの設定に対して、実は違うよみたいなくすぐりも入れやすい)ってのがあるかなあと。
もっとも、吸血鬼とは別の不死者の場合はそういう部分の設定含めて「何処が違うか」ってのをテーマにしてたりもするからなあ。
人間を喰うのの場合は、敵対者として明示しやすいってのと、人間の心があった場合の矛盾、なんてのも描かれるし。
作品の方向性
同じ様な主題でも、作品の方向性は色々。
軸で言えば
- 日常<>バトル
- ギャグ・コメディ<>シリアス
- 秘密にしてる<>世界観としてオープン
みたいのがあって、その振れ幅がかなり大きな差があるので、方向性は色々。
そのままの「バンパイア」だとコメディ寄りが多く、アレンジ系だとシリアスが多いのかなあ。
あんままとまらないまま、今回はここまで。