情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

ミスドが学研と組んで出した、漫画「ハックルベリー・フィンの冒険」(1988年)



 これも、先日古書店で手に入れたもの。


 


 定価やISBNがないので非売品でしょう。奥付に日付が無いので性格には発行年月日不明。
 書かれてる内容からすると、ミュージカル「ビッグ・リバー」の日本上演にあわせて、ドーナツの景品として配られたものの様です。


 


 表4にミスドのロゴなどが入ってます。


 

 

 内容としては、普通にマーク・トウェインハックルベリー・フィンの冒険」のコミカライズ。巻頭と巻末に、4色で企画ページ、本文は一部2色。


 


 左がハックル、右がトムです。


 


 麦わらのハックル。



 


 画を担当したのは、七瀬カイ。
 学習漫画などを描いてる人です。が、BL作家の「七瀬かい」と同一人物・・・では無さそうな気がするがどうなんだろう。




  


 女の子なんかは、いかにも学習漫画っぽいですね。縦ロール。


 


 ハックルパパは手塚治虫の影響あるかな、これは。



 
 ミスタードーナッツの景品らしく、巻末には「恋のドーナッツ占い」なんてのも載ってたり。


  


 学研らしさというか子供向けな部分としては、「ハックルのなるほど ザ・クイズ」とか「似顔絵迷路」なんてのが載ってるあたりでしょうか。


 ミュージカルのスポンサーだとか、文化事業っぽいものに金を使うのってバブルっぽいなあ。
 スタッフ一同の似顔絵とコメント付き(ただし、漫画家が載ってなくて、編集とか広報とかその辺)ってのも、なんというかバブルの香りが残る一冊でした。


 



 といった所で今回はここまで。

読んだ本

  1. 月刊コミックビーム
  • ビーム
    • 新連載。まあ、竹本泉だなあ、と。最初に話をしようとするのはありがたい相手ですね>シンリャクモノデ@竹本泉
    • 新連載。地球の終わりから始まるストーリー、なんだがSFというには少し異常か。全員を脱出させる事が可能なら、とかは考えないが、一種の地獄編なのかなあ。>THE FINALIST@鮪オーケストラ。
    • やったんだ、というか、やれたんだ、というか。>放浪息子@志村貴子
    • 不安になる要素だったら、増やせばええねん。しかし、特別と刷り込まれたらそこからの脱却は難しいよねえ・・・>目玉焼きの黄身 いつつぶす?@おおひなたごう
    • 年齢詐称したって、読者からはわからないからなあ。誤植でした、で押し切るのが一番いいのかね>まんが極道@唐沢なをき
    • 読切。夫婦の話って、ビームっぽくはないのだが、この作品がじゃあどこに載るのってーとビームしかないのかなあ、とも。掃除のおばちゃんの変なリアルさにぞわっと来る。>今日のお弁当は@おくやまゆか。
    • ひばり書房っぽいホラーからの。役立て方を考えるのは、大喜利的でもあるな>夜は千の眼を持つ@上野顕太郎
    • 最終回。この作品で描かれ続けた不安、最悪の方向ってのがどうなるのかは、現実を見続けないといけないんだよね。どうなるんだろうなあ。>原発幻魔大戦@いましろたかし
    • 読切。芸能人のキャラ付けって難しいよなあ。不思議な場所だから変な人間が集まるのか、因果はどっちが先なのか。>もう体脂肪率なんて知らない -シリーズ「砂糖楓の丘」-@三好銀
    • 新連載。日記漫画復帰か。漫画家のラジオ出演でも、まあ、色々あるんですね>残念!漫金日記@金平守人