情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

色々謎が多い、超豪華執筆陣大集合の少年漫画雑誌「少年ポピー」1981年1月号(少年画報社)を入手した。



 「少年ポピー」という雑誌を知っている人はどの位居るのだろうか。
 私は、存在すら知らなかった。
 発行されていたのは1980年〜1981年。「少年キング」の別冊扱いだったようですが、色々と謎の多い雑誌です。


 この号の執筆陣は、赤塚不二夫あだちつとむ梶原一騎さだやす圭ジョージ秋山ちばあきおちばてつや永井豪藤子不二雄水木しげる森田拳次、など。
 嘘みたいな布陣です。・・・ある意味嘘なんですけど。


表紙と価格


  


 サイズは、コロコロコミックなんかと同じ。
 定価320円で、404ページ(表紙・裏表紙含む)


 
 「小学生のためのまんが雑誌」というフレーズがあり、その辺を狙っていたのだ、というのはわかります。
 が、しかしなんですよ。


掲載作品

 この雑誌、掲載作品のラインナップが異常。
 冒頭でも挙げたように、驚くほどの豪華作家と作品が並んでいます。


 目次全体
 


 ・・・しかし、このうちをつけた作品は、再録なんですわ。


 目次部分拡大
  
 
 



 14作品中、新作が5作品のみ、しかもそのうち読切が2作品というていたらく。
 なんだこれ。



 再録組は、どういう交渉というか折衝を持って掲載できることになったんですかね。
 初出誌は、ジャンプ、マガジン、サンデー、その他と散らばってるし、当時単行本が出てた(絶版になっていない)作品も多い。
 わからん。

 


 「雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎」は、今でこそ単行本化(文庫)されてますが、かなり長い間未収録だったんじゃあないかな。雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎 (角川文庫―水木しげるコレクション)


  

 水木しげる作品の掲載雑誌コンプリート目指してる人からすると探しづらいでしょうなあ。



 さだやす圭の読切は未収録のままですかね。

 
 
 

 まあ大体こういう作品です。



 佐川わたるって漫画家さんは、吉沢やすみの弟子筋かなんかでしょうか。


 


 その後の作品があるのかもちょっとわかりませんね。
 


 ちょっと古い作品を当時の大人が懐かしむ、ってのと、小学生のためのってのがマッチしていないというかなんというか。
 何がしたいんだかわからない雑誌です、やっぱり。

広告とか


 カラー広告が、すべて玩具メーカーの「ポピー」なんですよ。ひょっとして、一社提供だから雑誌名をそうしたのかしら?
 



 表4広告は鉄人28号
 


 表3は、タブチくんぬいぐるみ、まことちゃん人形。時代だなあ。
 


 表2は宇宙戦艦ヤマト
 



 とまあ、こんな雑誌があったんですよ、といった所で今回はここまで。


*1:単行本は「タイガーマスクII世

読んだ本

  1. 週刊少年マガジン
  2. 週刊少年サンデー
  • マガジン
    • 今の聖騎士の指導者(?)が誰に何を吹き込んでるのやらだなあ。メリオダスさん意外と演技派ですな。>七つの大罪@鈴木央
    • 2話目。部長さんそんなにモテるなら、それ目当てで部員多いのでは・・・。いきなり「紺屋高尾」とはまた大ネタ持って来ましたね。ジョーは手ぬぐい持ってる様子が無いのはちょい不思議。瀬尾公治がゲストキャラを描いてます。>ラクゴモン。@村上よしゆき
    • 扉の繰り返し絵っぽいのは、実は少しづつ違ってるってことか。本編、シマコーの影響力はすごいな。違うか。>アゲイン!!@久保ミツロウ
    • 新しい敵がものすごくかませっぽい・・・。>FAIRY TAIL@真島ヒロ
    • 本のタイトルは全部「た〜ぬ」の範囲ではあるよなあ。ひらがなに直してあいうえお順に並べて・・・わっかんないな。タイトルを西崎が読んでない本もあるからそれ抜きだと駄目か>賭博覇王伝 零-ギャン鬼編-@福本伸行
    • 結構大きく未来変わるのね。先週までのも影響してるのかしら。>我妻さんは俺のヨメ@蔵石ユウ×西木田景志。
    • ヤング時代と服装や髪型のセンス変わりすぎだろ・・・>A-BOUT!@市川マサ。
    • 中心の突きが無い九頭竜閃みたいなもんか。>我間乱-GAMARAN-@中丸洋介。
    • うん、イチャイチャしてるのはエーちゃんが悪い。悪いよ。>ベイビーステップ@勝木光
  • サンデー