情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

「のらくろ」の息子がクズすぎる




 なんと、パチンコ狂いのニートだったんですね。



 

 のらいぬ黒太郎といいます。


 
 この歩き方漫譜がたまらんのです、が。




 

 コラ また朝からパチンコか

 と、「喫茶店」の店主なのでちゃんと繋がった話だという事がわかります。
 クレジット的にも「原案:田河水泡」ってあるので、これがオフィシャル設定なんですわ。



 


 大学を途中で勝手にやめて


 毎日ブラブラ遊びまわっていると


 大学中退で、朝からパチンコってクズすぎんだろ・・・。
 いうなればニートだし、今から25年前に描かれた作品としてはかなり先端行ってるんだが、それがのらくろというこの矛盾。


 とはいえこれは導入部で、その後はまあ、マシな話にはなるんですが、アニメ「のらくろクン」に登場しなかった裏話だったりするんでしょうか。



 しかし、その後「のらくろ」自体、パチンコ化されているというね。

解説

 これは、1987年8月に発売された「モーニングカラフル増刊」から掲載された「のらくろファミリー」(原案:田河水泡、作画:くまの歩)の第一話より。
 講談社で最後に掲載されたのらくろってなんだろう、と調べてた時に見つけた作品。


 一応、単行本化もされて


のらくろファミリー (ワイドコミックス)
のらくろファミリー (ワイドコミックス)


 に収録されています。
 アニメ「のらくろクン」にあわせての作品だったんでしょうか。
 にしては、設定やなんやかんやが違いすぎますか。



 しかし、講談社が自社の元看板作品である「のらくろ」を死蔵するのはなんかなーと思います。
 が、今復刊してもリアルタイム世代が買わない(欲しい人は多少のプレミアがあろうと古書で買えちゃうし、そうでない人はとことん興味ない)だろうからなあ、というところ。


 といった所で今回はここまで。