一昨日発売された講談社の写真週刊誌「FRIDAY」に「藤子不二雄Aが語る「『UTOPIA』秘話と神様」という2P記事が掲載されていたのですが、これが色々興味深い。
小学館クリエイティブから復刊された「UTOPIA」に関するお話をされています。
「まんが道」やその後のエッセイなどで明らかにされている話もあれば、え、そうなの、ってのも。
合作といっても手がけた分量は藤本氏が3分の2、僕が3分の1くらいかな。
分業がどのあたりまでか、って話になると思うのですが、ネーム原案がってのと作画の割合としてもこういう数字はあんまり話されてなかったかも。
本が出来上がると出版社からは10冊送られてきて、藤本氏と僕で5冊ずつ分けたんです。
そのうち4冊はお世話になった人に配って、残り1冊は僕が持ってたんだけど、今どこにあるのかなあ?
今回の復刻は松本零士の所蔵本からだったというのはそういうことなのか。
最後の1コマの後に、見ず知らずの漫画家さんが描いた別のラストシーンが1コマ加えられていたんです。
えー・・・。
当時の漫画書籍に関わっていた出版社がかなりアレで、改変改竄なんでもござれだったという話は、辰巳ヨシヒロの「劇画暮らし」などでも触れられているので、ご参照あれ。
など、短めの文章中でも色々とびっくりさせられます。
週刊雑誌なので、今日明日くらいには店頭からなくなっちゃうかもしれないので、読んでみたい方はお急ぎくださいませ。
そうそう、高橋陽一先生の初小説「サッカー少女 楓」に関する取材記事も載ってました。