情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

「雑誌間シンクロニシティ」から始まる、漫画雑誌のススメ




 今日発売の漫画雑誌、週刊少年マガジン週刊少年サンデーを読んでた所、

 でネタかぶり、というかシンクロニシティ的展開を見せてまして、それぞれキーワード的に言えば

  • 真価を発揮する炎系アイテムと身体への負担と血涙
  • 女装・男装の誤解と執事服


  


  


 とでもなるんでしょうか。
 物語の展開上、タイミングが一致したのは本当にたまたまでしかないのと、基本設定に係わる話とで違うんですが、こういうのに気づくとなんか嬉しくなっちゃうんですわ。



 実際、昔から現象としてはそう珍しいものではなく、とり・みき愛のさかあがり 天の巻では、がきデカ、できんボーイ、東大一直線における「尻裂け男」の例が描かれていました。
 
 

 


 もちろん、時事ネタ・季節ネタ的なものはかぶりやすいというか、同じネタでもシンクロっていうのとちょい違う気もします。
 お正月、バレンタイン、卒業式に花見に宴会、夏は合宿、運動会にクリスマス、とかね。


 とはいえ、そういうのをやりやすいのは、現代を舞台にした一話完結型の作品。
 そういう作品の絶対数が減っていると言う事情もあり、往時に比べたら少ないのではないかと思います。
 (ジャンプのSKET DANCEなんか今週号までバレンタインネタやってたし。)


 こういうのに気づくと、漫画雑誌読むのって面白いな、と改めて思うんですね。

自分が見た実例


 自分がブログで書いた雑誌感想を見てみますと


 なんてのがあったり。


 これは雑誌派じゃないと分かりにくい楽しみ方かもしれません。
 だからみんな雑誌読もうぜ!



 と、それだけじゃ説得力に欠けますか。


雑誌派は単行本派に比べてどんな利点があるか

 牛丼の宣伝文句じゃあありませんが、

  • 早い
  • 安い
  • 多彩


 の3点が主に挙げられると思います。


 「早い」ってのは、とにかく物語の続きが早く読める事。
 連載の最新話が読める、そして次を待つ、という楽しみです。不意打ちでネタバレされることも減りますし。

 「安い」はページ単価を考えた場合の話。
 今、少年誌のコミックスが200Pちょっとで420〜440円しますが、週刊雑誌の場合は440〜520Pで240〜260円くらい。
 中綴じ週刊誌、隔週・月刊の平綴じ雑誌でもページあたりの値段はコミックスより圧倒的に安いです。
 多分、半分以上読めば。

 「多彩」は作者・作品が多いこと。
 長編ストーリー漫画・ショートコメディ・ギャグ、SF・ファンタジー・現代・時代劇、バトル・スポーツ・部活・ラブコメ・・・etc色々な作品が掲載されてるため、フルコース、いや、つまみ食い的な楽しみ方も出来ます。。
 (ヤングキングのリニューアルはこの利点を自ら潰しちゃってるのが大問題なんではないかと思う)
 作者数が多い、と言うことに関しては四コマ誌が最強なのかな。

では、何から読めばいいのか、というと


 しかし、今まであんまり雑誌を読むと言う習慣が無かった人がいきなり読み始めるのは(特に長期連載作品が多い週刊少年誌などでは)大変かもしれません。
 そこで、(わかりやすく言えば「こち亀」の様な)一話完結型作品が多い雑誌から読み始めて見るという方法が考えられます。


 そう、週刊漫画ゴラク週刊漫画TIMES週刊漫画サンデーの様なオヤジ漫画雑誌です。


 もちろん、長編ストーリー漫画もありますが、シリーズ連載・連作読切的な作品が比較的多く、少々買い逃したり見逃したりした所で問題ないのです。
 さらにいえば、表紙が水着グラビアであることもないので、抵抗無く買いやすいかもしれません。


 というわけで、読もう!オヤジ漫画雑誌!



読んだ本

  1. 週刊少年マガジン
  2. 週刊少年サンデー
  3. 隔週ビジネスジャンプ
  4. 隔週近代麻雀
  • マガジン
    • 最終章スタート。真の敵の正体が読者に暴露済みである以上、潜入も裏切りもありえる選択肢なんだよね>BLOODY MONDAY ラストシーズン@龍門諒×恵広史
    • こういう時の観客の順応力って素晴らしいな>この彼女はフィクションです。@渡辺静
    • 呪いの傘とその望み。修羅雪姫が分り難いだろ、と思ったが、今ならググれば大概わかるしな>さよなら絶望先生@久米田康治
    • エス!ジャパーニズドゲザ!みたいなノリはそうなんだ。土下座する帰国子女だから・・・「どげきし」?>アゲイン
    • 吹っ飛んだ。タメが長かったので一気に解放。でもやっぱり精神的にはそうでもないのね>はじめの一歩@森川ジョージ
    • 炎のアイテムの真価を発揮したら体に負荷がきたでござる>エア・ギア@大暮維人
    • 女装を先に見てたので執事服は男装だと思ったでござる。取材漫画(?)は選挙前に描いたものだろうからしゃあないかなー>AKB49-恋愛禁止条例-@西麻布ファクトリー×宮島礼吏(構成協力:高橋ヒサシ)
    • 競馬学校ダイエット、という本はどうか。>もう、しませんから。@西本英雄
  • サンデー
  • BJ
    • 特別読切。続く気満々じゃないですか。本家ではなんだかんだ言ってヤられちゃうこと無かった様な気もする。>THE エクセレント-けっこう仮面外伝-@永井豪×猪熊しのぶ
    • ガチャポンか・・・。最近は子供よりも大人向けのが多い気がするが>となりのツァラトゥストラさん@大和田秀樹
    • こういうの作るときはかならず全国で売ってるの選ばなきゃいけないってことだな。ジャンプとか。意外な正体ではあるが、さて>霊能力者小田霧響子の嘘@甲斐谷忍
    • 「薄い本」って言い方もここ最近で定着したものだと思ってるんだが、どの辺で使い始められたんだろう>甘い生活@弓月光
    • 最終回。これもひでえなあ。編集長と担当は作家を一発づつ殴っておけよ。>幼な妻マープルの事件簿@遊人
    • 次号、「俺の空 刑事編」が新連載。何年ぶりの復活になるんだ。
  • 近雀
    • 適当に指す*1か、ドアを外から固定した上でガソリンまいて放火して逃げればいんじゃね>満潮ツモクラテス@片山まさゆき
    • ゲームボーイは旧式なのに携帯は着メロ鳴らせる、ってなんか時代考証微妙じゃね>HERO-逆境の闘牌-@前田治郎(協力:福本伸行)。
    • 最終回ってこrで終わりなの。アルファベットが変わって続く、ってんでも無い感じなんですが、どういうこと>卓上のコビトL@塚脇長永久。
    • 最終回。今度は世界だ!にしてもなんだこれ。単行本は全2巻でちゃんと出るんだ>角刈りすずめ@KICHIJo。
    • 燕返しが必要、ってのもミスディレクションなのではないのかね>バード-最凶雀士VS天才魔術士-@青山広美×山根和俊
    • 次号、ムダヅモ無き改革の新章開始。ヤング編?



*1:警察に密告