情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

漫画雑誌の柱にある「ファンレター募集」に注目してみる



 古いけどみんな知ってる例だと

 鳥山明先生に励ましの信(てがみ、中国ではこう書く)を送ろう。

 とかそういうのの話。


 今って、断ち切りまで描く漫画家さんが多く、そもそも「柱スペース」が無い作品が多いので、昔と比べると数自体減っていますが、まだまだ健在。
 流石に漫画家さんの住所が直接かかれることはなく(昔はありました)、編集部宛になっていますが。


 これ、雑誌によって形式やパターンが結構違うし、長期連載の場合は時期によって変わったりしてるんですが、変遷を調べてる人ってあんまり居ないかも。


現在の少年誌の例


 ジャンプ、マガジン、サンデーは各雑誌毎にフォーマットが1種類ずつ。
    

 締め切り前はいつも虚化!!


 一筆入魂!!熱い作品を描き続ける


 はげましのおたよりを出そう!!


 ジャンプ・マガジンは文字のみ、サンデーは似顔絵付き



 週刊少年チャンピオンは、2種類ありまして、似顔絵+一言コメントのタイプと文字だけの2種類。
 今週号だと、小沢としおが前者。


 

 3歳の息子はワークマンの歌が好き。小沢としお先生 応援のレター待ってます!!

 文字だけでも微妙に違うんです。
   

 おばけ大好き!フクイタクミ先生に応援レターを!!


 平川哲弘先生に応援のレターを!!


 漫画熱は大食い上等!!稲山覚也先生におたよりを!!


 実はこれ、元々は文字だけのしかなかったのが、1989年36号以降、似顔絵ありのが追加され、混在してるんですね。
 前者だと、毎回違うコメントが書かれるのですが、実は後者でも毎回変わる作家さんが居たりします。
 そういうことです。


 読者的にはどちらもチェックしておきたいところ。


青年誌の例


 雑誌によってあったりなかったり。例えばヤングジャンプは無いです。
 ゴラク・週漫・マンサンのオヤジ漫画勢も無し。


 ヤングマガジンはここでQAやってます。今週号のお題は「リメイクして欲しい映画・ドラマといえば?」
 


 ビッグコミック系はなんか細かい。
 


 などなど。


時期によって違う例


 こち亀秋本治なんかは時期によって結構変わっています。
 1700回を超える連載中で全何パターンくらいあるんでしょ。



 現在は
 

 歩く下町百科事典・秋本治先生に応援のお便りを!!

 ですが、例えば1977年18号では(まだ山止たつひこだったので)
 

 下町っ子の心意気でがんばる山止先生に、感想のお便りを!!


 1980年15号では
 

 亀有の漫画虫・秋本 治先生に、応援のお便りを!!


 てな感じ。
 あ、上の方で挙げた久保帯人も「虚化」って単語が出る前は違ってたはずか。「卍解」だったっけ?
 何時頃からそうなったか調べてみても面白いかもしれません。


 といった所で今回はここまで。


読んだ本

  1. 週刊少年ジャンプ
  2. 週刊ヤングマガジン
  3. 週刊ビッグコミックスピリッツ
  4. 月刊少年マガジン
  5. 月刊少年チャンピオン