本編が面白いということについては太鼓判を押しておきます。
「あかつきの教室」は、日本海(?)の海辺の町に赴任してきた女性教師を中心に、住民・生徒・教師・周辺の人たちの心模様を描いた佳作。
「かみさま日和」は、職業としての「巫女」をしっかり描いていて、数多ある巫女コスプレの延長とは一線を画した作品。
雑誌掲載時に読んでた人がどの位居るかわかんないけど、単行本待ちだった人結構多いんじゃないかな。
というわけで、昨日発売になったこの2冊の単行本、オマケ要素というか単行本追加要素が結構あります。
未見の人のネタバレにならない程度にご紹介。
- カバー下
買ったらめくってみよう。
「かみさま日和」は用語付きに。
「あかつきの教室」はイメージイラスト。(これはトリミングした一部)
- 総扉・目次
- オマケ漫画
- 各話の用語解説とミニイラスト(「あかつきの教室」のみ)
話の繋ぎ部分に用語解説とラフ風ミニイラスト。
イラストはネタバレんなっちゃうから載せません。P135、P136の連作は良いなあ。
- あとがきとプロフィール(「あかつきの教室」のみ)
長編デビュー単行本ということもあり、結構長いあとがき。
あとがきの絵は目次と対比。
表4側カバー見返しにはプロフィールと自画像が。
- 帯
これはオマケ要素とは言わないか。とはいえ、初版だけかもしれませんね。
どちらも、掲載誌読者と作者のファンにはちょっと壁がありそうなんですがこの2作読んで面白いと思ったら、是非本誌の方も読んで欲しいものです。
余談に続く。
(無駄に長い)余談
週刊漫画TIMES読者のうち、コミティアを知ってる人はどの位の割合だろうか。
コミティア参加者のうち、週刊漫画TIMES読者はどの位の割合だろうか。
アキバBlogさんでもこの2作品取り上げられてます(あかつきの教室1巻 「ミステリアスな美人理系教師。イイじゃない」 : アキバBlog、巫女マンガ かみさま日和 1巻 「巫女らしくなっていくヒロインに萌え!」 : アキバBlog)が、掲載誌は芳文社の「週刊漫画TIMES」です。
日本で最も歴史の長いマンガ週刊誌であり、最近は劇画方面から萌え方面へ大きく舵を切っていますが、どうもオタク系読者との接点が薄いというかなんというか。
参考:
「解体屋ゲン」とかすげー面白いと思うんですよ、実際読めば。
参考:
でも、同人誌即売会でこの雑誌関連ネタとか見たこと無いです。
「どくだみ荘」「(暴)株式会社」の801同人誌とか、「蔵の宿」の聖地探訪本とか。
・・・自分でどうにかするしか無いのかしら。
最近は、表紙も塚本馨三のイラスト(この辺がわかりやすいか?)は控えめだし、買いやすくなって来てると思うんですよ。
多分。
そうそう、板倉梓「あかつきの教室」は、来週4/22発売号から4号連続掲載予定。初の週刊ペース*1ですね。
だから今こそ読もう!週刊漫画TIMES!
単行本について言えば
オヤジ漫画雑誌では、掲載作品が単行本化されても2巻が出ないことが結構多いので、ちゃんと買って応援しとかないと続き出してくれるかわかんないのです。
立原あゆみ「涙星チンピラ子守歌」の2巻は出る気配無いし。
どっかから完全版出てくれないかなあ。
当ブログの関連記事
- BLとオヤジ漫画ってやっぱり似てるよな、という話(出版社間渡り歩き的に)
- 風呂場の椅子のリアリティ。立原あゆみ「涙星-アース-」第1巻が発売
- 週漫の板倉梓「あかつきの教室」がショタホモっ子フィーバーだった件
#同日発売だったはずの「ご主人様と呼ばないで」は入荷してなかったのか売り切れてたのか、とにかく買えなかったので抜きにしてます。すいません。
*1:正確には合併号があるけど