地震で崩れたダンボールから出てきた古い漫画雑誌を読んで書いてみる。
ビッグコミック1975年3月25日号。1975/3/10発売。
定価150円、中綴じ236ページ。
こうしてみると、ものすごい豪華布陣。
以下、漫画感想は掲載順どおり。
- ビッグ
- 142話。身を清めるタイプの縁起担ぎって西洋にもあんのかね>さすらいのギャンブラー@園山俊二。
- その36。西尾の爺さんの家の生活感がすげー。読んでる「Hコミック」のモデルはなんだろうな>のたり松太郎@ちばてつや。
- 刑務所ってよりも「監獄」って言葉が良く似合う。シャワー設備は特注で作らせたのかしら。>さそりシリーズ「妄想の中」@篠原とおる。
- 最終回。第100話目というキリの良い数字でおしまい。次号からは「ネコババと四十人の盗賊」がスタートとのこと。>逢魔ヶ辻「おいと魔」@小島功。
- 第五話。実際に人間を浮かせる竹とんぼってどの位のサイズになるかって話だわな。あ、タケコプターに対抗してるのかこれ>さんだらぼっち@石森章太郎。
- 第20話。坑夫の歌はどこかで取材したものか、創作かどっちでしょ。天然理心流の名前は当時どの程度知られてたのかねー。>シュマリ@手塚治虫。
- 45回目。住み込みの家庭教師、って当時は実在したのかしらん>ひとりだっち@はらたいら。
- 話数なし「オオ空みよ」。いきなり読むと何がなんだかわからん話だな。第二次世界大戦のアフリカ戦線で母と嫁連れた日本人と、ドイツ人元帥が銃使わずにタイマン張ってる>ごくろう3@望月三起也。
- 読切。新進の銀行を攻撃するために取り付け騒ぎを起こさせる、ってのも時代だよな。いまだとクレジットカードやネット銀行で結構な額をよそから動かせちゃうから、窓口につめかけるって無さそうだし>トラップ@やまさき十三×松久由宇。
- 第93話「夜は消えず」。流石に完成してるなー。ゴルゴは自分が相手した女性の顔なんかいちいち覚えてないだろう>ゴルゴ13@さいとう・たかを。
- 「赤兵衛」は作者急病で休載とのこと。
- 記事ページとか
- 表紙は日暮修一が描く、マッハ文朱。今は何なさってるんですかね。
- 動物に化粧をさせたら、という巻頭カラー写真企画。ケバ度合いが時代ですな>'75最新流行メイクアップ。
- 艶笑クイズ集みたいの。Q:おっぴろげて、はめて、押すと声を出しちゃうものって、なあに?A:カセット・レコーダー。>マッドパズル@出題:岡田光雄、滝沢てるお。
- これ、資料として役に立ちそうな気もする。今でも伝統的に同じ絵柄のところとそうでないところ、とか>開運!絵馬集。
- 雑学講座として、服装、グルメ、酒、健康情報。街の新商店とかサービスとか。求められるものはあんま変わんないか>サロン・ド・ビッグ、タウンりさあち。
- 有名人の身近な人が語る、知られざるエピソード、だそうな。この回は、山本陽子をエコール・ド・パリ化粧室の井上瑛子さんが語る、とのこと。>被告席。
- 動物写真に吹き出しつけて台詞入れる、って今でもあるな。動物ネタはやりやすいのか>フォトパロディー ポリティック・パロディ。
この時点で最多連載回数作品が142回。ただこれ、オリジナルでの回数も含めてるのかも。
記事画像
あと、オリジナルの予告見ると、あぶさん、浮浪雲、三丁目の夕日は既に連載中。やっぱりすげーなオイ。
おまけ
ブルワーカーの広告。
「Jack Seilerがたくましい体になるまで」
4コマは色んなところでネタにされてるけど、年代によりバリエーション色々あるはず。
価格は一括で9800円。今の製品とあんま変わらんね。
今、ビッグコミックは300円前後なので、倍と考えるとそんなもんなんかなーというくらい。
#雑誌発売が乱れたり順延ということで、通常更新は当分お休み。1週くらいずらして感想書いていこうと思います。