情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

ヤンキー・ヤクザ・裏商売など「アウトロー」な漫画について その3 青年誌での現在の豊穣




 先日の少年誌における現在の傾向オヤジ雑誌における現在の実情の続き。


 「青年誌」というくくりもアバウトすぎるんですが、今回は「自分が読んでる範囲で少年誌でもオヤジ雑誌でもないもの」です。
 本来なら、「ヤング誌」と「オタク誌」みたいに分けるべきかもですが、ビッグコミックスペリオールとかで迷うので、大体です。


 いつもの事ながら、自分が読んでない雑誌については把握しきれてません。


雑誌と作品


 ヤンキー・チーマー・暴走族関連とそれ以外に分けてみました。
 ホント、青年誌には多いんです。


 ヤンキーとはちょっと違うけど少年誌にもオヤジ雑誌にも無かった、バイク・自動車関連も含みます。


 頭文字D(42) (ヤングマガジンコミックス) クロヒョウ龍が如く新章(1) (ヤングマガジンコミックス) なにわ友あれ(15) (ヤングマガジンコミックス) 二瘤駱駝(1) (ヤングマガジンコミックス) 湾岸ミッドナイト C1ランナー(4) (ヤングマガジンコミックス) カウンタック 22 (ヤングジャンプコミックス)

 サムライソルジャー 12 (ヤングジャンプコミックス) ギャングキング 20巻 (ヤングキングコミックス) キリン 39 (ヤングキングコミックス) 疾風・虹丸組 1巻 (ヤングキングコミックス) Hey!リキ 19巻 (ヤングキングコミックス) 足利アナーキー 1 (ヤングチャンピオンコミックス)

 荒くれKNIGHT黒い残響 完結編 6 (ヤングチャンピオンコミックス) デメキン 1 (YOUNGCHAMPIONコミックス) SHIBUYA大戦争 1 (ヤングキングコミックス) 学園兵器ミツマル 1 (ヤングキングコミックス) 爆音伝説カブラギ(1) (少年マガジンコミックス) 爆音列島(15) (アフタヌーンKC)


 自動車やバイクをテーマとして扱い、かつ、公道を法定速度以上で走るようなのは“走り屋”と“ローリング族”と“暴走族”と“ドリフト族”と・・・どれにあてはめるのがが正しいのかイマイチわかりません。
 「走り屋」と「暴走族」に本質的な差はあんま無いかなー、とこういうわけ方。
 一番売れてるのはどれでしょうか。ヤンキー系だと「ギャングキング」、走り屋系だと「頭文字D」かなー。



 それ以外では、こんな。
 ヤクザは少なくて裏商売が多いかな。


 新宿スワン(25) (ヤングマガジンコミックス) 女神の鬼(17) (ヤングマガジンコミックス) 新クロサギ 9 医療法人詐欺 (ビッグコミックス) 土竜(モグラ)の唄 25 (ヤングサンデーコミックス) 闇金ウシジマくん 19 ヤミ金くん (ビッグコミックス) 嘘喰い 19 (ヤングジャンプコミックス)
 ハチワンダイバー 1 (ヤングジャンプコミックス) ルシフェルの右手(1) (モーニングKC) サンケンロック 11 (ヤングキングコミックス) シマウマ 1巻 (ヤングキングコミックス) REIJI~無敵道新章 1巻 (ヤングキングコミックス) 仁義S 14 (ヤングチャンピオンコミックス)
 凍牌 11 (ヤングチャンピオンコミックス) ブラック・ジョーク 1 (ヤングチャンピオンコミックス) ICHI(5) (イブニングKC) 勇午 フィリピンODA編(3) (イブニングKCDX) 君のナイフ 1 (ジャンプコミックスデラックス) ゴタ消し 7 示談交渉人 白井虎次郎 (ジャンプコミックスデラックス)
 ゼロ 74 THE MAN OF THE CREATION (ジャンプコミックスデラックス) 怨み屋本舗 REBOOT 8 (ヤングジャンプコミックス) 傷だらけの仁清 12 (ヤングジャンプコミックス) 自殺島 1 (ジェッツコミックス) AZUMI-あずみ- 7 (ビッグコミックス)
 死がふたりを分かつまで 13 (ヤングガンガンコミックス) Luck Stealer 8 (ジャンプコミックス) ブラック・ラグーン 9 (サンデーGXコミックス) ヨルムンガンド 9 (サンデーGXコミックス) 交渉人堂本零時 7 (ヤングキングコミックス)



 数が多いだけに抜けあるかも。とはいえ、ちょっと迷った末に入れたとか、逆に入れなかった作品ってのもあります。
 ヤングガンガンの「FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE」とか。今のシリーズは傭兵だけどそれに限らないし。



傾向


 傾向はあってないようなものですが、一応。

  • ヤンマガとヤンキンは多過ぎ
  • 学生が主人公の作品も結構ある
  • 職業系がやはり多い
  • 長期連載も多い
  • メディアミックスでもアニメ少なめ実写が多め


 この辺は作品よりも雑誌の特色が色濃く出てるのかも。


余談3 「アウトロー」な作品とかってネットで話題になりにくいよね、という話


 インターネット上には、漫画を読んではその感想を書いたり、単行本の紹介をしたりする人が生息しています。
 twitter、ブログ、2ちゃんのスレッド、mixi等々、場所や対象は様々ですが結構な数が居ると思います。



 しかし、そこで取り上げられる・話題になる量は、必ずしも発行部数や売り上げと比例しているわけではありません。
 (特に青年・オヤジ雑誌に掲載されている)アウトロー系漫画というのは、話題になりにくい。


 毎度例として挙げますが、単行本の発刊部数から言えば、WORST、ギャングキングなんかは1巻あたりの売り上げ見ても週刊少年誌の看板作品に並ぶか、それを超えるくらい売れています。
 (WORSTは24巻までで3300万部、ギャングキングは20巻までで800万部)
 でも、ネット上ではあんまり話題にならない。


 作品の長さで言えば、ゴルゴ13は別格にしても、ミナミの帝王は100巻突破、静かなるドンは90巻突破、ZEROは70巻突破、と超長期連載作品も多い。
 でも、ネット上ではあんまり話題にならない。


 あと、ハーレクイン系漫画って単行本書下ろしで毎月十数冊発売されてるんだけど、感想書いてるサイトとか見たこと無い。
 観測範囲の問題、ってだけじゃあないと思うんですよ。



 イメージとしては


 週刊少年誌>>>>>>少年誌>>>少女誌>青年誌>BL含む女性誌>>>オヤジ誌・レディコミ>>>本当にあった〜系


 くらいですかね。


 需要と供給によるものって言っちゃえばそれまでかもしれないんですが、それにしてもなんかなあと。
 ネットでなんか書く人の年齢・性別構成と話題の量が比例しているからこうなるんだろうけど、少し違う気がする。
 語りたがりが好む雑誌・作品とそうでないもの、他の時間の使い方をする人が読むから、とかなのかしらん。


 ・・・ひょっとして、検索避けとかで巧妙に隠蔽されてるか、ケータイサイトでやってんのかな。
 まだまだブルーオーシャンがあるのかもしれませんね。


 といったところで今回はここまで。


*1:現在発売中の号で最終回

*2:潜入捜査官だけど

*3:設定上は「本物」を新たに作るんだけど

*4:というとちょっと違うけど・・・非合法組織のメンバーではある

*5:破門済み

読んだ本

  1. 週刊少年チャンピオン
  2. 週刊モーニング
  3. 週刊ヤングジャンプ
  • チャンピオン
  • モーニング
    • 新連載、というかシリーズからの連載化。すげー勢いで絵が上達してないかこの人。>鬼灯の冷徹@江口夏実
    • これ、細かいギャグ全部抜きにしたらやっていけない作品だと思うが、それだけにバランス感覚がすげーんだよな、とも>主に泣いてます@東村アキコ
    • 結構歳行った女性のルームシェア、って話はそれなりにありそうだけど、オッサン同士のルームシェア、って話は読んだ記憶無いな。なんでだろう>天才柳沢教授の生活@山下和美
    • 筆で描かれたとおぼしき人間のコマが凄い>ReMember@王欣太
    • 回想や子供の発言など、微妙に年代が古いような感じが・・・。>レンアイ漫画家@山崎紗也夏
    • 短期集中新連載。タイトルでまずギョっとさせて来ますね。これは面白くなりそう>北浦和人@私は人間じゃない。
    • チェーン展開とかなんだこのすさまじい急展開は夢オチか、と思いきや次回最終回との事。>なごみさん@宮本福助
  • YJ
    • 今週も十兵衛の破壊力が(二つの意味で)すさまじい>ねじまきカギュー@中山敦支
    • 納得してるんならそれでいいんだけどさ・・・>華と修羅@谷本和弘×井上紀良
    • 谷生がスゲースゲー、と鬼将会側が言うのはある程度わからんでも無いけど、殺す対象か生かして使うかって誰がどう区分けしたんでしょうな>ハチワンダイバー@柴田ヨクサル
    • 4週集中新連載。片目隠す髪型を自分は「鬼太郎」と呼ぶが、左右どっちが隠れてたか一瞬思い出せない事がある>サイクロプス少女さいぷー@寅ヤス。