先日の少年誌における現在の傾向、オヤジ雑誌における現在の実情の続き。
「青年誌」というくくりもアバウトすぎるんですが、今回は「自分が読んでる範囲で少年誌でもオヤジ雑誌でもないもの」です。
本来なら、「ヤング誌」と「オタク誌」みたいに分けるべきかもですが、ビッグコミックスペリオールとかで迷うので、大体です。
いつもの事ながら、自分が読んでない雑誌については把握しきれてません。
雑誌と作品
ヤンキー・チーマー・暴走族関連とそれ以外に分けてみました。
ホント、青年誌には多いんです。
ヤンキーとはちょっと違うけど少年誌にもオヤジ雑誌にも無かった、バイク・自動車関連も含みます。
- ヤングマガジン
- 頭文字D@しげの秀一(走り屋)
- クロヒョウ 龍が如く新章@SEGA×浅田有皆(監修:名越稔洋)(チーマー・裏格闘技)
- なにわ友あれ@南勝久(ローリング族)
- 二瘤駱駝@雨中恭×明石英之(チーマー・ボクサー)
- 湾岸MIDNIGHT C1ランナー@楠みちはる(走り屋)
- ヤングジャンプ
- ヤングキング
- ヤングチャンピオン
- 月刊ヤングキング
- マガジンSPECIAL
- アフタヌーン
自動車やバイクをテーマとして扱い、かつ、公道を法定速度以上で走るようなのは“走り屋”と“ローリング族”と“暴走族”と“ドリフト族”と・・・どれにあてはめるのがが正しいのかイマイチわかりません。
「走り屋」と「暴走族」に本質的な差はあんま無いかなー、とこういうわけ方。
一番売れてるのはどれでしょうか。ヤンキー系だと「ギャングキング」、走り屋系だと「頭文字D」かなー。
それ以外では、こんな。
ヤクザは少なくて裏商売が多いかな。
- ヤングマガジン
- ビッグコミックスピリッツ
- ヤングジャンプ
- モーニング
- ヤングキング
- ヤングチャンピオン
- イブニング
- スーパージャンプ
- ビジネスジャンプ
- 怨み屋本舗REBOOT@栗原正尚(復讐代行)
- 傷だらけの仁清@猿渡哲也(元ヤクザ)
- ヤングアニマル
- ビッグコミックスペリオール
- AZUMI-あずみ-@小山ゆう(暗殺者)
- ヤングガンガン
- 死がふたりを分かつまで@たかしげ宙×DOUBLE-S(仕事人)*4
- ジャンプSQ
- Luck Stealer@かずはじめ(殺し屋)
- サンデーGX
- 月刊ヤングキング
数が多いだけに抜けあるかも。とはいえ、ちょっと迷った末に入れたとか、逆に入れなかった作品ってのもあります。
ヤングガンガンの「FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE」とか。今のシリーズは傭兵だけどそれに限らないし。
傾向
傾向はあってないようなものですが、一応。
この辺は作品よりも雑誌の特色が色濃く出てるのかも。
余談3 「アウトロー」な作品とかってネットで話題になりにくいよね、という話
インターネット上には、漫画を読んではその感想を書いたり、単行本の紹介をしたりする人が生息しています。
twitter、ブログ、2ちゃんのスレッド、mixi等々、場所や対象は様々ですが結構な数が居ると思います。
しかし、そこで取り上げられる・話題になる量は、必ずしも発行部数や売り上げと比例しているわけではありません。
(特に青年・オヤジ雑誌に掲載されている)アウトロー系漫画というのは、話題になりにくい。
毎度例として挙げますが、単行本の発刊部数から言えば、WORST、ギャングキングなんかは1巻あたりの売り上げ見ても週刊少年誌の看板作品に並ぶか、それを超えるくらい売れています。
(WORSTは24巻までで3300万部、ギャングキングは20巻までで800万部)
でも、ネット上ではあんまり話題にならない。
作品の長さで言えば、ゴルゴ13は別格にしても、ミナミの帝王は100巻突破、静かなるドンは90巻突破、ZEROは70巻突破、と超長期連載作品も多い。
でも、ネット上ではあんまり話題にならない。
あと、ハーレクイン系漫画って単行本書下ろしで毎月十数冊発売されてるんだけど、感想書いてるサイトとか見たこと無い。
観測範囲の問題、ってだけじゃあないと思うんですよ。
イメージとしては
週刊少年誌>>>>>>少年誌>>>少女誌>青年誌>BL含む女性誌>>>オヤジ誌・レディコミ>>>本当にあった〜系
くらいですかね。
需要と供給によるものって言っちゃえばそれまでかもしれないんですが、それにしてもなんかなあと。
ネットでなんか書く人の年齢・性別構成と話題の量が比例しているからこうなるんだろうけど、少し違う気がする。
語りたがりが好む雑誌・作品とそうでないもの、他の時間の使い方をする人が読むから、とかなのかしらん。
・・・ひょっとして、検索避けとかで巧妙に隠蔽されてるか、ケータイサイトでやってんのかな。
まだまだブルーオーシャンがあるのかもしれませんね。
といったところで今回はここまで。