情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

コミナタ漫研vol.1が面白かったので、メインの内容にあんま関係のないレポ





 トーク内容はあとで記事になるってことなんで、雑感的な話と印象に残った話をいくつか。

 


 開演前のこと

  • 背広を着てたお客さんに「仕事帰りですか」などとフリ
  • テスト画面の紙におもむろにラクダを落書き
  • コミックJINのサイン会では300枚くらい描いたとのこと
  • 予約席が全ては埋まらず(予約したけど来てない人が結構いたみたい)、立ち見予約の人含めじゅんぐり前に詰めて全員着席、観客は30人強か。
  • 会場に写す絵が、カメラ→USTREAM→PC→プロジェクター、でタイムラグ。


 上手に森薫先生、下手にコミックナタリー編集長唐木元氏。
 以下、敬称略。


 印象に残った話

  • 「理想」と「現実」をどう絵に落とし込むか、に作家で差が出る
  • 作品・絵から作家の人間性・考え方が見える。勝手に想像しているだけ、ではあるが
  • キャラクターの言葉が作者の言葉そのままになるのはあんま良くは無い
    • が、キャラクターは自分の中から出てくるので、ストレートに言わせる方が良い場合も
      • これ、あとで原作つきの話と絡んで「キャラに言わせてしまっている」状態になると浮く
      • 原作付では、作画を行う人が再翻訳・語りなおす
  • 唐木は140誌くらい読んでるが、森はもっと読んでる(倍!?)
  • 最初の1回は読者として一気に読む。その後繰り返して読む過程で引っかかる、読み返す、考える、参考にする
    • 線の強さ・太さ。なぜそこでそうしているか
    • フキダシの形、トーンの使い方など
  • 漫画語る言葉は映画用語から持ってきてるのが多い(カメラワーク、とか)
    • 一人で描くものだから、共有しなくてもどうにかなる
    • トーンの呼び方も仕事場によって独特
  • 自分の中にあるものを出すので、(創作過程の)部分部分を言葉で共有する必要が無い
    • 映画の場合は分業だからこそ言葉が厳密に決まった
    • 漫画だと、下書きを、ネーム、プロット、コンテ、等等人によって違う
  • 原作つきは難しい。ただコマにして絵に入れるのでは駄目
    • 同じ趣旨を違う作家が、ということ。谷口ジローの事件屋家業、山口貴由シグルイ
      • 谷口ジローについては、絵で作っていく漫画家・シナリオで作っていく漫画家、というので動物モノは絵からだろう、という指摘。


 面白かったわー。


 そうそう、次回のゲストは、水城せとな先生だそうです。
 リレー方式?



読んだ本

  1. 週刊漫画サンデー
  2. 隔週イブニング
  3. 隔週ヤングチャンピオン
  • マンサン
    • 発売当時をそのままにっていう復刻版ってのもありますが、通常時はしょうがあないのかな、とも>またまたなんちゃって駅弁@守靖ヒロヤ×上農ヒロ昭。
    • この二人はお似合いのカップルかもしれん。兄貴がなんて言うかはわかんないけど>静かなるドン@新田たつお
    • 犬猫は結構昔の事も覚えてるっぽいですね。嗅覚に関しては、特に>犬と歩く@やまさき拓味
    • 新章スタート。ってまだ16歳なんだっけ。そんな設定忘れかけてた>かさねの道(タオ)@かわさき健×今谷鉄柱。
    • それを持ち歩いてるってのがなんかアレだ>セツ@木葉功一
    • ここからリピートをどんだけ取れるかが勝負ですね>蒼太の包丁@末田雄一郎×本庄敬
  • ヤンチャン
    • どの位まで省略した住所で届くのかですが、以前TVで実験してたことあったな。「孫」歌った人かなんかで。海外だと、「ベーカー街シャーロックホームズ様」とか「フィンランドサンタクロース様」は届くらしいですよ>荒くれKNIGHT-黒い残響 完結編-@吉田聡
    • 最終回。世界の広さをどうやって何時頃知るか、って人格形成に多大な影響を与えるかも。こういう高い所だったり、野球場だったり、海だったり。>森のテグー@施川ユウキ
    • 初心者の全つっぱと、運が太い、ってのを区別する方法がわかりません。>凍牌@志名坂高次
    • さあ、喧嘩だ!祭だ!村人のノリがいいな>春道@鈴木大(キャラクター協力:高橋ヒロシ)。
    • 金より面子ってのと、エンコ持ってくるなら金積めってのと、後者のが今は多いかもですが>仁義S@立原あゆみ
    • 魚雷のデザインが妙にレトロっぽいのがいいな>バビル2世-ザ・リターナー-@横山光輝×野口賢
  • イブニング
    • 新シリーズ、台湾編スタート。中国っぽい拷問、とか最初に考えてしまう>勇午@真刈信二×赤名修
    • アメリカの日々の食事って、経済状況によって全然違うような気もします。冷凍食品を買うのも苦しい人から、コック雇ってる人まで>もやしもん@石川雅之
    • これはひどいオチ。イブニングは性描写コード的にはどの位までセーフなんでしょ。シマコーあるからわりと緩い?>よんでますよ、アザゼルさん。@久保保久
    • 新連載。仲達のイメージって横山三国志と龍狼伝まで大きく幅があるのですが、これもまあありか>漢晋春秋司馬仲達伝三国志 しばちゅうさん@末弘。
    • 試作してみたら、誰が作っても美味しいわけじゃありませんよ、というのを描かなければいけない様な味だったとも取れるが>ミスター味っ子II@寺沢大介
    • 計算通り!が続くうちはいいのだが。どこですっこける&本物になってしまったのに救われるかですかね>よいこの黙示録@青山景。