情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

キリスト教的な天使とか悪魔がそのまま出てくる小説は「ファンタジー」なのかどうか




 「サンドマン・スリムと天使の街」(リチャード・キャドリー)を読んだ。


サンドマン・スリムと天使の街 (ハヤカワ文庫FT)
サンドマン・スリムと天使の街 (ハヤカワ文庫FT)


 ストーリーとは別の部分で気になる事が少し。


 「グッド・オーメンズ」(ニール・ゲイマンズ)グッド・オーメンズ〈上〉 グッド・オーメンズ〈下〉でもそうだったんだけど、地獄だの天国だのルシファーだのベルゼブブだの天使だの、そういうキリスト教的(とはいえ多分にカルトかもしれんが)なものがそのまま出てくるのってなんなんだろう。


 もちろん、聖書が常識だとか、日本の小説や漫画にだって八百万の神が居ることになってるのがあるじゃあないか、と言われるとその通りなんだけど。
 でもなんつーか、根ざしてるものに随分と差があるんじゃあないかと思ったりもする。
 「天使?悪魔?ああ、聖書に書いてある通りに存在するに決まってるじゃない。神は絶対だよ」感覚とでもいうのだろうか。


 同じ「天使」が出てくるのでも日本の小説(「神狩り2-リッパー-」(山田正紀)神狩り 2 リッパー )だと、「そう言われては居るけど絶対神とは違うよ」みたいなのがあるんだよなあ。


 たまたまそういう小説に当たっただけってのもあるかもしれないし、キリスト教圏とそうじゃあないので違うってのもあるかもしれないし。
 何故上の2作品に変な感じを受けるのかもよく分からん。自分のイメージしている「ファンタジー」が狭義なものだからだろうか。


読んだ本

  1. 週刊少年チャンピオン
  2. 週刊モーニング
  3. 週刊ヤングジャンプ
  4. 隔週プレイコミック
  • チャンピオン
  • モーニング
    • 連載再開。表紙がとても良い笑顔。年内決着との話が出てて、巌流島が語られて。一直線になるのか、敢えて外すのか>バガボンド@井上雄彦
    • 化粧をした時はオバちゃんが見分けつかなくなってるのでは・・・>miifa@ひなきみわ
    • ズバッと聞ける時点であんま怖くはないのではないか。甘過ぎるなら珈琲を頼めばいいじゃない、てのは少し違うか。>なごみさん@宮本福助
  • ヤンジャン
  • プレイコミック
    • 新連載。時代劇初挑戦とのこと。豪快・金好き・女好きと三拍子揃って良いキャラだ。家康はなんからしくない感じも>雷神孫市@さだやす圭(原案:金田正太郎)
    • 散々引っ張ってそれかよ!>火見子@村生ミオ
    • 天然記念物って、一回指定されたら幾ら増えても解除されないのかしら。天敵だったニホンオオカミはもう居ないんだし>極道の食卓@立原あゆみ
    • 特別別冊付録として、平田弘史傑作選「父と子の道」が付いてきてます。
    • 最終回。自分が望んで行ったのか、逃げたのか、追い出されたのか。どれにしても前向きにならざるを得ないのですが。単行本の2巻以降はこれも出ないんだろうなあ。>ギャングスターズ@夏原武×盧美英。