加藤伸吉「惑星スタコラ」は、造本も再読を前提に作られている

　ような気がする。
　先週発売された、加藤伸吉「惑星スタコラ」の1巻なんですが、普通のモーニング系コミックスと少々趣の異なる装丁なんです。

　
　惑星スタコラ 1巻

　どちらかというと、ソフトカバー単行本のような見た目とサイズ、それでいて通常のソフトカバーとも少し違う。

• 表紙・カバーの方が本文よりも上下に長い(コミックスは普通同じ)
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• しおり紐が付いている(ので天側が裁断されていない)
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• カバーをとった表紙の作りが、折り返し二重になってる(なんて呼ぶんだろうこれ)
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　どれも、気になった所に栞を挟んだり中断したり出来るし、通常よりも丈夫に作ることで開いたり綴じたりの回数が多いことに耐えうる、ということではないでしょうか。

　他にも仕掛けが結構あって、

• カバー下はクリアインクを使った立体印刷(これはそれなりにあるか)
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• 物語の中の本の献辞が実際の本にも使用されている(綴じ方向が逆なのはご愛嬌)
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• 同じく、表紙デザインも
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　そういうの含めて、「デザイン」の一環なんでしょうが、実際作品を読んでみると、その密度、一読しただけでは判り難い部分など、この造本にはやっぱり意味があるんじゃあないのかなーとも。
　ちなみに、装丁者はbarberの藤田康平。

　もちろん、中身も強烈な作品です。

読んだ本

1. 週刊少年チャンピオン
2. 週刊モーニング
3. 週刊ヤングジャンプ

• チャンピオン
  • ブラック・ジャック@手塚治虫大特集。
    • 再掲載の第一話「医者はどこだ！」、そもそもカラーじゃなかった作品にわざわざ着色したのか。どうなのそれは。あと、扉が「ダイア」のジャックなのにいまさら気づく。赤だよな、これじゃ。
    • 連載作家24人によるBJコレクション＋11人の漫画家によるエッセイ。*1イラストが圧巻。ピノコの差が面白い。あとでこれ(総勢40人による競演！「ブラック・ジャックALIVE」＆「ブラック・ジャックM」他)に足したの作ろうかしら。
    • BJリーグで、ってかなり無理やりなコラボのような気もするがどうか。＞ブラック・ジャック2009@手塚治虫×吉富昭仁。
    • なんで伝記ネタをこの人にやらせようと思ったんだろう。これはこれで泥臭い味でいいんだけど、コメントに登場してるアシ出身者とか、そういう人に話持って行ったら喜んでやってくれたんじゃ＞ブラック・ジャック創作秘話@宮崎克×吉本浩二。
  • 新連載。単純化された中で差をつけられるって「絵が上手い」んじゃあなかろうか。酢めし疑獄初期からの絵の変化はかなり大きいとは思うけどね＞え!?絵が下手なのに漫画家に?@施川ユウキ。
  • ちょ、サブタイトルとカットが。＞みつどもえ@桜井のりお。
  • P262の綺麗なアヴィがひでえ＞ギャンブルフィッシュ@青山広美×山根和俊。
  • 帰郷編開始。名前に法則は無さそうかな？＞釣り屋ナガレ@竹下けんじろう。
  • こっちもオバマだけど、なんだこりゃ＞範馬刃牙@板垣恵介。
• ヤンジャン
  • 背景画像にフリー素材使ってるというクレジットは珍しいような。ヘンなケチつける輩がいるからか？＞GANTZ@奥浩哉。
  • 秋葉原じゃなくて池袋？女性にゃ見えない・・・ってことは腐男子？＞ハチワンダイバー@柴田ヨクサル。
  • 新連載。競馬関係漫画は数あれど、実在の騎手の実録ネタはどうなんだろう。あんま無いのは確かだけど＞栄光なき天才たち2009@新山藍朗×森田信吾。
  • 女性用の上にトランクスを履く、ってんじゃ駄目なんだろうか＞ノノノノ@岡本倫。
  • ここからどうやって自動車勝負に持って行くんだろうなあ。この日はもう飲酒してるわけだし＞カウンタック@梅澤春人。
• モーニング
  • 技術的には並行世界と同レベルの発展なのか。次号ついに最終回。＞ジパング@かわぐちかいじ。
  • 江戸時代とかはどういう小道具使ってたんだろう。刃引きした本物でしょうか。＞かぶく者@デビッド・宮原×たなか亜希夫。
  • 最終回。この時代のネタで大陸オチは珍しい様な気がする。＞風と雷@市川海老蔵×樹林伸×星野泰視。
  • 第三部出産編終了(って出産編だったのか！)。次回登場は来年との事。子育て編？＞僕の小規模な生活@福満しげゆき。

*1:3人は重複なので実質22人による

今日の夕食

　　

　ハムと玉葱のペペロンチーノ
　南瓜のスープ