とざいとーざいーー。
さて、この度は2代目「ヤングエース」の誕生、おめでとうございます。
この名前の復活は実に40年ぶりということで、埋もれていた名跡の復活ということになりまして・・・。
話が見えませんか、そうですか。
「ヤングエース」というのは40年ほど前、1968年〜1969年に学習研究社(学研)が出版していた雑誌と同名なんですよ。
私の手許には1冊きりっきゃありませんが、こんなん。
ということで
は「二代目ヤングエース」と呼ぶのが正しい・・・と思うんですがどうか。
さて、ヤングエース1968年7月号の目次を見てみましょうか。
- 5大読切小説
- ハレンチ・ボーイ (赤松光夫)(白吉辰三・画)
- いたずら人間がゆく (幻余次郎)(青木健・画)
- 怪盗バスコム (相良俊輔)(石原幸男・画)
- 遠い国から殺意をこめて (宮俊彦)(横塚繁・画)
- 夜を追え! (光瀬龍)(由谷敏明・画)
- はてしない砂との戦い (岡野豊)(サハラ砂漠二千キロ縦断の記録)
- 宇宙の生物をさぐる (土屋有)
- 世界を驚かせた日章丸の成功 (香村正光)
- 今も生きる奇人・怪人 (中岡俊哉)
- 世紀の大予言者 (南山宏)
- 死がそこにある!レーサーの世界 (中島一志)
- 世界大ぼら野郎 (庄司浅水)
- イラストストーリー ソラ (長尾みのる)
- 連載まんが
- タレント大図鑑 (山本リンダ・和泉雅子・青山ミチ・酒井和歌子)
- 評判2大連載
- 戦雲アジアに動く (小山内宏)(南村喬之・画)
- 最初の失恋 (富島健夫)(柳生弦一郎・画)
「連載まんが」として2作挙がってますが、あすなひろしの方がストーリー漫画なのに対し、タイガー立石の方は諷刺漫画で、1968年だとその辺関係なく「まんが」だったんですなあ、とも
かたや、角川書店のヤングエースの目次はこちらをご参照ください。
・・・内容としてはあんまかわんないかもしれませんね。
超常現象、コメディー、オカルト、闘争、音楽、戦争、男女の話。
二代目として相応しいのかもしれない。
実際、「全く同じ名前」の雑誌が創刊されるってのはかなり特殊な話ではありますが、今現在商標検索してもまだ引っかかってこないんですわ。
ここ(http://www1.ipdl.inpit.go.jp/syutsugan/TM_AREA_A.cgi) から商標(検索用)を「ヤング?」*1、類似群コードを「26A01」にして検索していただければ現在のステータスが分かります。
無い・・・んですよ。なんでか。
商標権は10年毎の更新なんで、ひょっとして2008年までは学研が持ってたのでヤングエースは駄目でコミックチャージなんていう名前だったのかなーとも思ったけどどうなんでしょうねえ。
「更新しない」ことに対する代価はどの位のものなんだろうか、とか。
まあそういったこともあり、なんだ、チャージで完結できなかった作品には頑張って欲しいところではあります。
*1:前方一致