「目に青葉」と書けば、当然続くのは「山時鳥 初松魚」と素堂の句なわけですが、これを振る時って鰹の話になる事が多いと思います。
鰹を「松魚」と書いてるのと、ホトトギスも異名や異表記が多いって話から偽名やら異名やらそういう話の枕にふってもよさそうな気がします。
IMEで変換すると、ほととぎす、ホトトギス、不如帰。
Wikipediaでは杜鵑、時鳥、子規、不如帰、杜宇、蜀魂、田鵑。
これ以外に手元にある本では杜魂、霍公、不如帰去、催帰、杜主、怨鳥、春魂鳥、催耕鳥、小喀こう(口に古)、など。
漢字表記が無い読み仮名だけのも10種類以上。
万葉集では、百五十首以上ホトトギスを詠んだのが入ってるそうで。
人気があったというべきか、やっぱり季節感があるからか。
- ほととぎす 鳴きつる夏の 山辺には 沓直いたさぬ 人やあらやむ
- 鞘走る 友切丸や ほとゝぎす 蕪村
といったところでまとまりなくここまで。