情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

クローズの新たなスピンアウト作品「春道」がヤングチャンピオン次号(3/24発売)から新連載。作画は鈴木大。



 秋田書店高橋ヒロシ関連作品がさらに増えます。


 本日発売のヤングチャンピオンの次号予告より。


 


 今、伝説が振り返る


 人も物もない、小さな片田舎に・・・
 夢も希望も無い、田舎者達わるがきどもの前に…


 あの伝説にして●●●●●●●


 「最高の男」が現れた…。


 

 ということで、「春道」(漫画:鈴木大、キャラクター協力:高橋ヒロシ)が次号から新連載です。


現状はこうなります


 結局、現在連載中の


 に引き続き5本目のクレジット作品で、そのうちWORST/クローズ世界を元にしたのが4本と言う、一種異様な事態となっています。


 しかし、高橋ヒロシ作品は売れてるんですよねー、実際の話。
 もちろん作品が面白いというのが根底にあるのは確かです。キャラクター達は魅力的*1だし、展開も熱い。



 WORSTWORST (1)は単行本20巻までで2700万部以上、クローズクローズ 完全版 (1) は(完全版合わせて?)4200万部以上、ドロップドロップ (1)は単行本6巻までで260万部突破という破格の売上。
 この人気に乗らないテは無いでしょう。


 作画の鈴木大は、高橋ヒロシのアシスタント出身。
 以前は「鈴木ダイ」表記でA-D.O.G.S.A-D.O.G.S. (1) (少年チャンピオン・コミックス)MASTER GUN MASTERMASTER GUN MASTER (1) (少年チャンピオン・コミックス)なんかを描いていました。
 「BANG!2」や「B.A.D.」みたいなSFとおかしな近未来入った系統の作品も結構好きなんですがもう描かないんですかね。


ご提案


 今のところチャンピオン系でもチャンピオンREDチャンピオン RED (レッド) 2009年 04月号 [雑誌]ヤングチャンピオン烈ヤングチャンピオン 烈 2009年 3/25号 [雑誌]ヤングチャンピオンREDいちごチャンピオン RED (レッド) いちご 2009年 03月号 [雑誌]の3誌にはまだ無いので、思い切った改変を加えたのを登場させるというのはどうでしょうか。


  • チャンピオンRED
    • 性別を反転させ、地域一番のスケ番が集まる女子商業高校高を舞台に繰り広げられるキャットファイト漫画「メローズ-MELLOWS-」(語呂悪いな)
  • ヤングチャンピオン烈
    • 性別も属性も反転させ、地域一番のお嬢様女子高に入学した新入生が財閥のお嬢様をお姉さまとお慕い申し上げたり百合になったりする「BEST!」
      • 県外から来た素朴で純情な少女、“月島花”はプラムスター寮から「漆黒の乙女たち」の通う鈴蘭女子高等学校に通うことになる。寮の仲間たちと共に、学業に友情に部活に青春をぶつけながら学園一の生徒の称号「プリマ・ステューデント」を目指すのだ!という60年代風な感じでどうか。
  • いちご
    • 「メローズ-MELLOWS-」の主人公のライバル、林檎ちゃんが主役に抜擢された外伝「林檎★林檎」


 とかそういう感じで。原型とどめてないけど。
 ご検討ください。


他に同時連載というと


 秋田書店は「売れてるものは絨毯爆撃」みたいな所があって、聖闘士星矢週刊少年チャンピオンで2作・チャンピオンREDで1作と3作品同時、バキも週刊少年チャンピオンで2作同時連載中。


 とはいえ、他社でもそういうのありますから秋田書店だけってわけじゃない。
 現在なら、講談社週刊少年マガジンマガジンSPECIALネギま!少年画報社ヤングキングアワーズメディアファクトリーコミックフラッパーでやってる超人ロックとか。


 リイド社の出してる雑誌なんて、さいとう・たかを無しなんて考えられないような構成だったりしますし、古くは本誌+別冊付録で同じ漫画家が月に100ページ近く、なんてのもあったらしいし。
 作家一人におんぶに抱っこ、と言えば聞こえは悪いけど他にもヒットしてる作品が無いってことはないと思う(結局どっちだ)んで、やれるだけやればいいんじゃないですかね。





#そういえば、高橋ヒロシ作品の特徴として「常に現代」というのがあります。春道が鈴蘭に来たのは1989年頃、でもWORST作中では5年位前、しかし現在の登場人物たちは普通に最新携帯を使ってます。

*1:時々見分けがつかないこともあるが。ひでえ。

読んだ本

  1. 週刊漫画サンデー
  2. 隔週イブニング
  3. 隔週ヤングチャンピオン
  4. 隔週ビッグコミック
  • マンサン
    • この「総理」の描き方は新しい。時代も何も関係ない普遍性がある>静かなるドン@新田たつお
    • 短期集中の最終回。一か月単位でこういう風にやっていくのは、雑誌派には良いんだけど単行本が出無さそうで漫画家さんはキツいんじゃないのかな、とか。本編、酒は飲んでも飲まれるな>マンマミ〜ア!@かわさき健×人見恵史。
    • 短期集中の最終回。一種飛躍しすぎ落ち。ボクシング漫画は設定が広げづらいかもなあ、とも>ゴールデンボーイ@中祥人。
    • 夢を壊さないというのも愛なのかもしれん。単行本は今月末発売とのこと。>湯けむりスナイパーPART3@ひじかた憂峰×松森正
  • イブニング
  • ヤンチャン
    • 読切。もうなんとも言えんこのノリ。テンポ良い部分と崩してる部分があって変な感じだ>まんこわ@漫☆画太郎
    • 同じ村での両極端はどっちも死者多数での一人勝ち狙いかね。金が絡まない方が宗教的狂信になって怖そう>堂本ルール@阿部秀司。
    • 頭脳勝ちと言えなくもないが・・・。直接的には毒じゃないから反則にはならんよな>ブラック・ジョーク@小池倫太郎×田口雅之
    • 「派遣ヤクザ」は新しい。寄せ場とヤクザは近いけど搾取する側される側、というのでは同じなのかもですが>仁義S@立原あゆみ
    • なんか最初の頃から段々体型がグラマーになって来てる?もっとスレンダーなイメージなんだけどなあ。自分たちが最後〜ってそこは小説と変わらんのかね。>ウルフガイ@平井和正×田畑由秋×余湖裕輝×泉谷あゆみ
    • 次号予告「春道」来たな、と思ったので↑に。
  • ビッグ
    • 既得権益と革新勢力の戦いともまた違うか。殺すしかない、と考えてしまうようになるだけの追い詰められ方になるだけの条件はあるが>太陽の黙示録@かわぐちかいじ
    • そういや、チャーハンにはスープが付き物だと思うんだけどそれ関連の話出て来ること少ないような>華中華@西ゆうじ×ひきの真二。
    • 読切。刺客・暗殺者ってのは報われることの殆ど無い役目な場合が多いよな。そういう職業があんまり幸福でも困るんだろうけど>からす@森秀樹
    • 推測されやすいパスワードに意味があるのかどうか、というのと、死んだあとに残すのなら逆にわかるようにしないと、というのは矛盾命題で難しい。>ダブルフェイス@細野不二彦