本日、めでたくも単行本1巻が発売されました。
主人公は東京都外星警備課、通称「外星課」の「すみちゃん」こと牧原澄子さん(眼鏡っ娘)。
外星警備課のメンバーはすみちゃん以外に課長の三田さん(右)、先輩の市河さん(左)、と東京都全部でたった三人の弱小部署。
すみちゃんは一番新入りで下っ端で眼鏡っ娘。大事なことなので二回書きました。
タイトルにもなってる「ベントラーベントラー」は作中では
「地球外より侵入した生物及び漂着物に対する処遇を在地球外星人に仰げ」
これが「ベントラーベントラー」の意味だ
となっています。もちろん、1950〜1960年代に一部で流行した「ベントラベントラ・スペースピープル」というUFOを呼び寄せる呪文、ジョージ・ヴァン・タッセルと宇宙友好協会がモトネタですね。
そういうわけで外星課に協力してくれるのがクヌムさん。
ちょっとズレてるけど、岡本太郎をこよなく愛する、日本語ペラペラの外星人さんです。
「ぬるめのハードSF」ってちょっと矛盾した表現なんですが、
というあたりでこういう表題にしました。
やってること(いや、受身なんだからやらされてしまうこと、か)は、なんだかのんびりとしているのですが、その裏側には意外と重い(?)色々がありそうな。
また、出てくる外星人やその構築物は有機的でキモかわいいのです。
単行本巻末には今巻に登場した外星生物・外星機械の解説つき。こちらも必見です。
そういうわけで、SF大好きな方もまあまあの方もそうでない方にも「ベントラーベントラー」オススメです。