ということで前回(1969年の週刊少年マガジンはこんな感じ その1 基本データと次号予告)の続き。
マガジンといえばグラビアアイドル、グラビアアイドルといえばマガジン、ではありますがそれはもっと後の話。
この頃だと普通(?)に流行歌手の写真と歌詞なんかが載っていたようです。今は歌手が載ることはあんまり無いですが。
また、名物記事「星一徹のモーレツ人生相談」も概略と記事を。
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フォト蔵は時々不安定なので、画像が表示されない場合は時間を置いてみるか、右クリックから画像を再度読み込むかしてみてください。
歌の広場(流行歌手のグラビア)
各歌手の年齢は当時のもの。
あとは収録されてるCDと、youtubeにあった場合はその曲動画へのリンク、なかったらその歌手の年代の近い曲を貼っています。
これに大体入ってますが、一応。
歌詞部分はJASRACが怖いんで読めなくしてみました。
- 恋の奴隷 奥村チヨ(22歳)
- 拡大画像へのリンク
- 100万枚を超える大ヒット。
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- まごころ 森山良子(21歳)
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- この写真は食堂車かな?今は童謡歌手ですな。
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- どしゃぶりの雨の中で 和田アキ子(19歳)
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- この曲の大ヒットでスターダムに躍り上がったそうな。変な表情狙いすぎだろ。車が古いなー。
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- お熱いほうがステキ じゅん&ネネ(19歳&19歳)
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- 再結成してるんですか。そうですか。
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- フランシーヌの場合 新谷のり子(23歳)
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- これもなんか変な顔狙いですね。スカートがこの頃にしては短いような。
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- 恋の花うらない ビリー・バンバン(25歳、22歳)
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- どれが本人だろうか・・・。(上半分)
- あなたの心に 中山千夏(21歳)
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- 手に持ってるマガジンは1969年の38号ですね。(下半分)
- あなたの心に
- 星空のロマンス ピンキーとキラーズ(18歳)*1
- 池袋の夜 青江三奈(24歳)*2
- 拡大画像へのリンク
- 150万枚を超える大ヒット。
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- さすらい人の子守唄 シューベルツ(24歳)*3
- 拡大画像へのリンク 左 拡大画像へのリンク 右
- これ、このファッションこそ1969年ですよ。
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- おんな 森進一(21歳)
- 拡大画像へのリンク
- これは耽美狙い・・・でもないか。
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星一徹のモーレツ人生相談
毎週二人づつの質問者に星一徹(というペルソナをかぶった梶原一騎)が答えるコーナーで、イラストを川崎のぼるが描いてます。
質問と解答の要約を書いてみますと
1問目
質問:休日に父親がダラダラしてます。宿題を聞いても教えてくれません。
解答:マイホームパパでないのが不満か。そういうほうがうさんくさい。お父さんは会社という戦場で戦ってるんだ、戦士の休息として認めてやれ。
父親にはべたつかず、だまっていても、なにかがかよいあう男どうしであれ!
質問者は小学校六年の男子。バッサリ質問者全否定です。いいんでしょうか。
2問目
質問:不良グループに入ってしまいました。受験前なのにずるずると付き合ってしまっていますが、どうすれば脱退できますか?
解答:あまったれるな!自分で抜け出せ!じゃ人生相談にならんか。でもな、その引かれる気持ちも分かる。
だが、そこにひっかかっていては男じゃない。強引に自分を受験勉強に向けて戦い勝て。そうすればスケールのでっかい男になれる。
なんだかんだと言いつつ、自分の息子を引き合いに出しながらちゃんと答えてあげてるのは優しいのかなんなのか。
といった調子で毎週全国の少年少女の悩みに答えていたんですな。
これだけ立ったキャラクターだからこそ出来たというべきか、星一徹が梶原一騎本人に近い3人のペルソナのうち一人*4だから出来たのか。
といったところで今回はここまで。
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※当ブログの関連記事
- 去年の記事まとめ内の「古雑誌」関連など:http://d.hatena.ne.jp/./soorce/20071231
- 過去記事一覧を[古雑誌]で検索:http://d.hatena.ne.jp/./soorce/archive?word=%2a%5b%b8%c5%bb%a8%bb%ef%5d
- 1969年の週刊少年サンデーはこんな感じ
- 池上遼一の初期作品の予告絵はこんな感じ