亡装遺体ネクロマン(1) 「HXL ヒーロークロスライン」004(マガジンZKC)
- 作者: 松本久志
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/03/21
- メディア: コミック
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講談社とYahoo!JapanがやってるWebコミック企画「ヒーロークロスライン」(以下「HXL」)の第一期単行本4冊が出てるんですが、その中でも松本久志の「亡装遺体ネクロマン」は妙に想定読者年齢層が高いアニメ・特撮パロディネタが多くて(分かる人には)とても楽しい作品になっています。
この「HXL」Yahooコミック ヒーロークロスラインは、基本コンセプトが「ヒーロー」*1ということで、変身能力をもつ異能力者が出てくる作品が殆どなので、当然既存の特撮・変身ヒーローアニメ作品の影響が大きいのですが、その中でも特にそのまんまなパロディやネタが多いのがこれ。
こちらから、第一話と最新話が読めるんですが、
ヒーロークロスライン > 亡装遺体ネクロマン
他にも子供には分からないであろうコネタも色々と。(これらは単行本より)
表紙などにも描かれてるチェーンソーの「テキサス魂」は最初意味不明だったけど、巻末の小ネタ劇場*2でやっと分かった。
もちろん、「HXL」の特徴である、全作品同世界観であることを生かしたのもあります。
分からないネタがあっても、今ならネットで調べれば大概分かるのが嬉しいところですか。いやどうだろう。
現在公開中の最新話の「ワシトクトイス」*3とか微妙に改変されてるとどうかな、という場合もありますな。
とにかく、その辺に心当たりのある方には「ネクロマン」お勧めです。
作者について
- 徳間書店の少年キャプテンで「悪が呼ぶ」「特捜サイコップ」
- エニックス*4の少年ガンガンで「妖獣武装ブライオー」*5
- Gファンタジーで「妖獣戦線ブライオー」「ヘラクレス 英雄への道」など
- 光文社の少年王*6で「アストラルアーム」
- 講談社コミックボンボンでクラッシュギアやらミクロマンやらメトロイドなどのタイアップコミカライズ
といった感じで色々連載を持っていましたが、既に単行本はほぼ全て絶版か重版未定。
ボンボンでの作品は最終巻が出なかったりそもそも単行本化されなかったりで、この作品が実に4年ぶりの単行本(オリジナル作品としては13年ぶり)となっています。
#しかし、なんで独自じゃなくてマガジンZレーベルなんでしょうね。そこが不思議。